【過去問解説(財務・会計)】R2 第2問 貸倒引当金

今日は財務・会計のR2第2問について解説します。

R2 財務・会計 第2問

解説

貸倒引当金計上に関する問題です。
この設問を解答するには以下の簿記会計の基礎知識が必要で要点のみ抜粋すると下記の通りです。

ポイント1.貸倒引当金とは?
貸付金や売掛金などの金銭債権の返済不能等による信用事故発生時に貸倒引当金を取崩します。

ポイント2.決算整理前残高試算表とは?
期中取引に関する転記の正確性をチェックするため、決算整理前に作成するものです。
記載されている貸倒引当金は、今年度分の費用計上前の残高になります。

ポイント3.差額補充法とは?
貸倒引当金の見直しを期末に図る際の仕訳には、「差額補充法」と「洗替法」の2つあります。
差額補充法は、期末債権(売掛金+受取手形)の残高指定の率(5%)になるように差額を補充します。

計算式:期末債権(売掛金+受取手形)×5% -決算前の貸倒引当金残高 =貸倒引当金繰入
=(21,000+3,000)×5%-300=900

仕訳は、貸倒引当金繰入900/貸倒引当金900 となります。

以上から、正解は選択肢エです。

 

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