【過去問解説(経済学)】R3 第14問 需要曲線と供給曲線

今日は経済学のR3第14問について解説します。

R3 経済学 第14問

左図では供給曲線が垂直になっており、また、右図では需要曲線が垂直になっている。需要曲線がシフトする場合の売り手の収入の変化に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a 左図では、需要曲線が右方にシフトするとき、売り手の収入は減少する。
b 右図では、需要曲線が右方にシフトするとき、売り手の収入は増加する。
c 需要曲線が左方にシフトするとき、両方の図で、売り手の収入は減少する。

〔解答群〕
ア a:正  b:正  c:誤
イ a:正  b:誤  c:誤
ウ a:誤  b:正  c:正
エ a:誤  b:正  c:誤
オ a:誤  b:誤  c:正

解説

需要曲線と供給曲線の分野から、市場均衡に関する問題です。
実際に手を動かして図を書いてみるとイメージしやすいかと思います。
それでは選択肢をみていきましょう。

変化後の需要or供給曲線を赤線、取引量を青線で引いて解説します。

a:需要曲線が右にシフトした場合でも、青線の長さは変わりません。つまり取引量は変化無しです。
一方、価格は上昇しますので、結果的に売り手の収入は増加します。よってこの選択肢は×です。

b:需要曲線が右にシフトした場合、青線の長さは長くなります。つまり取引量は増加します。
価格についても上昇していますので、結果的に売り手の収入は増加します。よってこの選択肢は〇です。

c:左図では需要曲線が左にシフトした場合でも、青線の長さは変わりません。つまり取引量は変化無しです。
一方、価格は下落しますので、結果的に売り手の収入は減少します。

右図では需要曲線が左にシフトした場合、青線の長さは短くなります。つまり取引量は減少します。
価格についても下落していますので、結果的に売り手の収入は減少します。よってこの選択肢は〇です。

  

以上より、a:誤 b:正 c:正ですので、正解は選択肢ウとなります。

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