【過去問解説(企業経営理論)】R6 第14問 組織デザイン #中小企業診断士試験

今日は、企業経営理論 R6 第14問について解説します。

企業経営理論 R6 第14問

 J. ガルブレイスによれば、組織デザインの諸方策は、情報処理の必要性と情報処理能力の観点から評価できる。組織デザインの方策に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 横断的な関係の創出は、情報処理能力を増大させる。
イ 自己完結的職務の創出は、情報処理の必要性を増大させる。
ウ 垂直的な情報システムへの投資は、情報処理能力を低減させる。
エ スラック資源の創出は、情報処理の必要性を増大させる。

解説

組織デザインに関する問題です。

ガルブレイスは、不確実性が高まると組織にはより多くの情報処理が求められるとし、
①情報処理の必要性を減らす方策
②情報処理能力を高める方策
の2つの観点から組織デザインを整理しました。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:横断的な関係の創出は、情報処理能力を増大させる。
→ ✅ 正しいです。
横断的関係とは、部門横断的な連絡役やタスクフォース、マトリックス組織などを指します。これらは部門間の直接的な情報共有を可能にし、組織全体の情報処理能力を高める仕組みです。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢イ:自己完結的職務の創出は、情報処理の必要性を増大させる。
→ ❌ 誤りです。
自己完結的職務とは、業務をできるだけ一つの単位で完結させ、他部門との調整を減らす仕組みです。これは部門間の依存関係を減らすことで、情報処理の必要性を低減させる方策です。
よって、この選択肢は×です。
選択肢ウ:垂直的な情報システムへの投資は、情報処理能力を低減させる。
→ ❌ 誤りです。
垂直的情報システムとは、階層を通じて情報を効率的に伝達する仕組みです。これは組織の情報処理能力を高めるための方策にあたります。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:スラック資源の創出は、情報処理の必要性を増大させる。
→ ❌ 誤りです。
スラックとは、余裕資源のことで、いわば、ハンドルの「遊び」のようなものを指します。
余裕を持たせることで、不確実性が高まっても即時の調整や情報処理を行わなくても対応できるため、情報処理の必要性を低減させる方策といえます。
よって、この選択肢は×です。
✅ 以上から、正解は選択肢アとなります。

 

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