ホーム » まとめシートの「ここがすごい」
右脳を使った記憶術
長期記憶のうち、資格試験などに必要な記憶は、意味記憶とエピソード記憶に分けられます。
意味記憶とは自分が経験していないことに関する記憶で、 いわゆる暗記というタイプの記憶であるのに対し、エピソード記憶とは経験に関連する記憶です。
エピソード記憶は頑張って覚えようとしなくても、自然に覚えてしまっているというのが特徴です。
そして、10年前の卒業旅行のことをいまだに覚えている、というように、忘れにくいというのも特徴です。
イメージによる記憶のような「右脳で記憶する」タイプの記憶も、想像の中で体験しているという意味ではエピソード記憶に分類されます。
そのため、右脳を使った記憶術、というものは覚えやすく忘れにくいという特徴を持っているのです。
右脳的な記憶を活用するためには、
例えば「フランシスコ・ザビエル」というと、日本史にあまり明るくない方でも多くの人が名前を知っていると思います。
そして、その名前と一緒に特徴的なヘアスタイルをして、手にハートを持ったおじさんをイメージするのではないでしょうか。
このように特徴的な絵がセットとなっていると、学校で勉強してから何十年たってもすぐに思い出すことができるのです。
また、まず全体像を俯瞰し、その後細部を記憶するという方法もイメージが湧きやすくなります。
いきなり細部を覚えようと取りかかると、全体のイメージが湧かないため個別の項目を丸暗記しないといけませんが、まずはざっくりでいいので、「今日勉強することは要するにこういうこと」と概要を掴むと、全体像をイメージすることができるので、右脳が活用できます。
頭の中に、その論点の見取り図があるようなイメージです。
そして、そのような見取り図があると、記憶を取りだす時もスムーズに記憶を取り出すことができます。
まとめシートは、内容を凝縮し配置を工夫することによって、1枚でその論点の全体像が俯瞰できるように作られています。
さらに、工夫された配置や図に加え、絵やイラストを多用することで、イメージに残りやすく右脳的な記憶がしやすくなっています。
そのため、「一目でわかる!覚えてしまう!」ことができるのです。
本書には購入特典として「まとめシート」をPDFでダウンロードできます。
PDFでダウンロードすることで、お手持ちのスマホでいつでもどこでも眺めることができ、スキマ時間の勉強に活用できます。
なお、カラー版は、覚えたい用語が赤で書いてあり、暗記用の赤シートをかぶせると文字が消えるようになっています。
ぜひ購入特典PDFを暗記に活用してください。
通常「テキスト」というと、である調の堅い文章が多いかと思います。
しかし、「まとめシート」では、シートにまとめてある内容に沿って、講義で説明しているような口語調の解説の形式をとっています。
また、説明についても、つい前年まで受験生だった著者が、自らが初めて学んだ時のことを思い出しながら、理解しにくい内容や紛らわしい内容もできるだけかみ砕いて説明しています。
論点を1枚にまとめた「まとめシート」とかみ砕いたテキストの相乗効果によって、理解をより促進させることができます。
二次試験は一次試験の試験科目のうち、経営、運営、財務の3科目の理論を元に出題されます。
そして、二次試験は、試験要領に『第2次試験は、「中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則」に基づき、中小企業診断士となるのに必要な応用能力を有するかどうかを判定することを目的とし・・・』とある通り、中小企業診断士として必要な応用能力を試す試験です。
この「応用能力」とは、一次試験で問われた知識の応用能力のことを意味します。
そのため、二次試験も含めた最終的な中小企業診断士試験合格のためには、二次試験に必要な3科目については一次試験の勉強の段階から二次試験を意識した学習を行っていくことが重要となります。
しかし、一次試験向けテキストの多くは一次試験のみに焦点を当てたものであり、大手予備校でも一次試験対策と二次試験対策は全く別物として扱われている場合が多く、初学者が一次試験の段階で、一次試験と二次試験の関連を意識する機会は少ないのが現状です。
本書では、二次試験に関連のある一次試験の論点について説明したシートには、「にじマーク」をつけており、本文中でも二次試験を意識した解説を行っています。
この「にじマーク」を参考にしながら学習することで、全くの初学者の方や独学の方でも、ストレート合格に向けて二次試験を意識した一次試験の学習ができます。
後編に掲載した情報システムと中小企業経営・政策の2つの科目は特に暗記が重要となります。
そのため、まとめシートに加え、暗記カード用データも購入特典としてご用意しました。こちらも知識の定着に活用してください。
各科目の冒頭には、その科目の勉強方法についての解説を記載しています。
特に初学の方や独学の方は、参考にしていただくと効率的な勉強法のヒントを得ることができるでしょう。
Copyright © 2020 matome-sheet.com All Rights Reserved.