今日は、情報のR1 第10問について解説します。
中小企業においても、Web サイトを構築する場合など、静止画像データを利用することが多い。静止画像データの保存にはさまざまなファイル形式が利用されるので、それぞれの形式の特徴を理解する必要がある。
静止画像データのファイル形式に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a BMP 形式は、可逆圧縮方式の画像フォーマットであり、256 色( 8 ビット)以下で静止画像を保存できる。
b JPEG 形式は、非可逆圧縮方式の画像フォーマットであり、フルカラーで静止画像を保存できる。
c GIF 形式は、圧縮しない画像フォーマットであり、ドットの集まりとして静止画像を保存できる。
d PNG 形式は、可逆圧縮方式の画像フォーマットであり、フルカラーで静止画像を保存できる。
〔解答群〕
ア aとb
イ aとc
ウ bとd
エ cとd
解説
データ形式に関する問題です。
試験によく出るデータ形式を、まとめシートでは以下の通りまとめています。
ラスタ形式と圧縮については以下のように分類できます。
圧縮可能:上記の中ではBMP以外の形式(BMPは基本的に無圧縮で使われる)
さらに、細かく分類すると
可逆圧縮⽅式:TIFF、GIF、PNG(⼀度圧縮しても元に戻すことができる)
⾮可逆圧縮⽅式:JPEG(⼀度圧縮すると元に戻せない)
それでは選択肢をみていきましょう。
a:誤りです。BMPは可逆圧縮方式ではなく無圧縮で利用され、24ビット以下で静止画を保存します。但し、ビットについてはややマニアックな知識なので可逆圧縮ではないという点で判断できればOKです。
よって、この選択肢は×です。
b:その通りです。JPEG=非可逆圧縮方式はデータ形式の問題の中でもよく問われますので是非覚えておきましょう。
よって、この選択肢は〇です。
c:誤りです。GIFは可逆圧縮方式に分類されます。
よって、この選択肢は×です。
d:その通りです。PNGは可逆圧縮方式に分類されます。
よって、この選択肢は〇です。
以上から、正解はbとdの選択肢ウとなります。
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