【過去問解説(運営管理)】R7 第37問 物流センターの運営

今日は、運営管理 R7 第37問について解説します。

運営管理 R7 第37問

物流センターの運営に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア ASN は、荷受側が SCM ラベルの情報をもとに作成する情報である。
イ DPS は摘み取り方式ピッキングで利用され、DAS は種まき方式ピッキングで利用される機器である。
ウ トラック予約受付システムは、トラックが特定の時間帯に集中して到着するように到着時間を調整するために利用されている。
エ パレタイザは、パレットから貨物を取り卸すマテハン機器である。
オ 物流 ABC は、自社が管理不可能な物流コストを詳細に算出する方法である。

解説

物流センターの運営に関する問題です。
それでは、選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:ASN は、荷受側が SCM ラベルの情報をもとに作成する情報である。
→ ❌ 誤りです。
ASN(Advanced Shipping Notice)は出荷側が出荷前に送信する「事前出荷明細通知」です。
選択肢の記述は「荷受側が作成」としている部分が誤りです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:DPS は摘み取り方式ピッキングで利用され、DAS は種まき方式ピッキングで利用される機器である。
→ ✅ 正しいです。
DPS(Digital Picking System)は摘み取り方式、DAS(Digital Assort System)は種まき方式で利用されます。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢ウ:トラック予約受付システムは、トラックが特定の時間帯に集中して到着するように到着時間を調整するために利用されている。
→ ❌ 誤りです。
トラック予約受付システムは、特定の時間帯への集中を避けるために利用されるものです。
選択肢の記述は「集中して到着するように」としている部分が誤りです。
よって、この選択肢は×です。
選択肢エ:パレタイザは、パレットから貨物を取り卸すマテハン機器である。
→ ❌ 誤りです。
パレタイザは、貨物をパレットに積み付ける(パレット化する)ための機器です。
選択肢の記述は「取り卸す」としている部分が誤りです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢オ:物流 ABC は、自社が管理不可能な物流コストを詳細に算出する方法である。
→ ❌ 誤りです。
物流ABC(Activity Based Costing)は、自社の物流活動ごとにコストを正確に把握するための方法であり、対象は管理可能なコストです。
選択肢の記述は「管理不可能な」としている部分が誤りです。
よって、この選択肢は×です。
✅ 以上から、正解は選択肢イとなります。

 

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