【過去問解説(運営管理)】H25 第33問 在庫管理・購買管理

今日は運営管理のH25第33問について解説します。

H25 運営管理 第33問

ある物流センターにおいて、比較的需要が安定した商品を定量発注方式で在庫補充している。定量発注方式では、手持在庫量が発注点を下回った際に、あらかじめ決めた発注量で補充するが、発注点と発注量の考え方に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 適切に発注量を設定することにより年間在庫総費用を抑えることができる。
イ 発注点と発注量は一度決めても定期的に見直さなければ手持在庫量が増加する。
ウ 発注点は平均在庫量に安全在庫を加えたものに決められることが多い。
エ 発注量を増やすと発注回数が減少し、手持在庫量は減少する。

解説

定量発注方式の発注点と発注量の考え方に関する問題です。定量発注方式は、在庫量が前もって定められた水準(発注点)まで下がったとき、一定量(発注量)を発注する方式です。

それでは早速、各選択肢を見ていきましょう。

選択肢アの「年間在庫総費用」は、年間在庫費用と年間発注費用の合計になります。発注量を多くすれば発注回数が減って発注費用は少なくなりますが、在庫が増えますので在庫費用が上昇します。この関係を表したのが下のグラフになります。


中小企業診断士試験 一発合格道場より引用

グラフから、在庫費用を表す曲線と発注費用を表す曲線の交点が、年間在庫総費用を抑えるのに最も適切な経済的発注量(EOQ:Economic Order Quantity)になります。したがってEOQを求めて設定することで年間在庫総費用を抑えることが可能です。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢イでは「発注点と発注量は定期的に見直さなければ手持在庫量が増加する」とあります。需要変動の大きい商品では、定期的に見直しを行わないと在庫が増えたり、欠品が発生したりすることに繋がりますが、本問では「比較的需要が安定した商品」とありますので最初に適切に発注点と発注量を定めれば、基本的には手持ち在庫量が増加することにはなりません。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウの「発注点」は、調達期間中の推定需要量に安全在庫を加えて定めます。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エは、「発注量を増やすと発注回数が減少する」という記述は合っていますが、1回あたりの発注量が増加すると手持ち在庫量は増加します。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢アとなります。

 

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