【過去問解説(運営管理)】H27 第17問 流動数分析

今日は運営管理のH27 第17問について解説します。

H27 運営管理 第17問

先入先出法で製品の入出庫を行う倉庫において、始業(8時)から終業(17 時)までの期間で流動数分析を実施した。下図は、この観測期間内での入出庫の結果を流動数グラフにまとめたものである。この流動数グラフの分析結果として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]
ア 最大在庫量は、6個である。
イ 終業直後の倉庫内在庫量は、3個である。
ウ 製品の平均在庫量は、3(個/時間)である。
エ 製品の平均滞留時間は、4(時間/個)である。

解説

流動数分析より、実際に計算が必要な問題です。

流動数分析の基本的な考え方について、まとめシートでは以下の通り図解しております。

今回は在庫についての計算ですので、見込生産の図をもとに縦軸の開きが在庫量、横軸の開きが滞留時間と考えます。
以上を踏まえて選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:最大在庫量は13時の5個です。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:17時時点で、入庫線と出庫線が一致しているので、倉庫内在庫量は0個です。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:合計在庫量は27個、作業時間は9時間ですので、平均在庫量は、27÷9=3個/時間です。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢エ:合計滞留時間は27時間、合計在庫量は10個ですので、平均滞留時間は、27÷10=2.7時間/個です。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢ウとなります。

尚、本問は計算自体は簡単ですがマス目を数えるなど少し時間はかかりそうですので、本試験では場合によっては計算問題は後回しにするなど臨機応変な対応もできるようにシミュレーションしておきましょう。

 

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