【過去問解説(運営管理)】R7 第30問 VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)

今日は、運営管理 R7 第30問 について解説します。

運営管理 R7 第30問

VMD におけるネガティブスペースに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 売場のグルーピングを分かりやすくすることに、ネガティブスペースは活用できない。
イ 商品在庫を適正に保つと、ネガティブスペースがなくなる。
ウ 商品の価値を高く伝えるために、ネガティブスペースを活用する。
エ ネガティブスペースがあると、売場に対する視認率が低下する。
オ ネガティブスペースには、プロップスなどで演出をすることができない

解説

VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)のうち、ネガティブスペースに関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

ネガティブスペースとは、売場やディスプレイにあえて商品を置かずに残す「空間」のことをといいます。
ネガティブスペースを活用することで、売り場のグルーピングをわかりやすくしたり、視認性を向上させたりすることができます。

選択肢ア:売場のグルーピングを分かりやすくすることに、ネガティブスペースは活用できない。
→ ❌ 誤りです。
上記で解説の通り、ネガティブスペースを活用することで、売り場のグルーピングをわかりやすくしたり、視認性を向上させたりすることができます。
よって、この選択肢は×です。

「選択肢イ:商品在庫を適正に保つと、ネガティブスペースがなくなる。
→ ❌ 誤りです。
在庫の適正化は陳列量をコントロールする一要素にすぎず、ネガティブスペースは意図して空白を残す演出です。適正在庫=空白がゼロではありません。
よって、この選択肢は×です。

「選択肢ウ:商品の価値を高く伝えるために、ネガティブスペースを活用する。
→ ✅ 正しいです。
余白を設けて視線を集中させ、情報量を抑えることで、商品の存在感や高級感を強調できます。
よって、この選択肢は〇です。

「選択肢エ:ネガティブスペースがあると、売場に対する視認率が低下する。
→ ❌ 誤りです。
ネガティブスペースによる余白で視覚的なノイズを減らし、視線誘導と可読性(視認性)を高めることができます。
よって、この選択肢は×です。

「選択肢イ:ネガティブスペースには、プロップスなどで演出をすることができない。
→ ❌ 誤りです。
プロップスとは、商品の魅力を引き立てるために使う演出小物や装飾品(例:バックや靴を置くスタンド、季節感を演出する小道具など)のことです。
つまり、バックパネル・小物・照明などのプロップスで余白を際立たせ、囲ったりする演出は可能です。
よって、この選択肢は×です。
✅ 以上から、正解は選択肢ウとなります。

 

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