【過去問解説(企業経営理論)】R4 第11問 企業の海外展開

今日は、企業経営理論のR4 第11問 について解説します。

 企業経営理論 R4 第11問 

企業が海外に進出する際の形態に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 完全子会社を新設し、海外市場に進出する形態をブラウンフィールドと呼び、1980 年代に日本企業が海外に進出するとき、この方法が多用された。
イ 企業が他の国の会社を買収することをクロスボーダー企業買収と呼び、海外進出形態の中で最も時間のかかる参入方法である。
ウ 戦略的提携による海外進出とは、提携に参加するすべての企業が出資をした上で、進出国のパートナーと進出国で事業を行うことである。
エ ライセンス契約で海外進出をする場合、契約が失効した後、ライセンシーがライセンサーの競合企業となるリスクがある。

解説

企業の海外展開に関する問題です。
企業の海外展開については、まとめシートで以下の通り解説しています。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:誤りです。完全子会社を新設し、海外市場に進出する形態を「グリーンフィールド」といいます。それに対し、既存事業に対し
対する投資するブラウンフィールドといいます。ちなみに、こちらは少々マニアックな問題なので、知らない場合は一旦パスして次に進みましょう。

よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:誤りです。最も時間のかかる参入方法とは言い切れません。選択肢アのグリーンフィールドのように新たに会社を設立留守方法の方が時間がかかる場合が多いです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:誤りです。提携に参加するすべての企業が出資する必要はななく、ライセンス契約で海外進出をするケースも存在します。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:その通りです。ライセンス契約の場合、解消後の技術流出のリスクや、競合となる懸念があります。
よって、この選択肢は〇です。

以上から、正解は選択肢エとなります。

 

 

◆ブログ村参加しています◆
気に入っていただけたら、クリックお願いします!
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ

2次試験対策もまとめシートで!

2023年度版 一発合格まとめシート
前編 予約受付中!

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


プロフィール

中小企業診断士一次試験テキスト「一目でわかる!覚えてしまう!中小企業診断士一次試験 一発合格まとめシート」著者によるブログです。
「まとめシート」の知識を使った過去問解説や、「まとめシート」に関する情報を発信していきます。

◆ブログ村参加しています◆
気に入っていただけたら、クリックお願いします!
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ