【過去問解説(経済学)】H26 第15問 予算制約線

今日は、経済学 H26 第15問について解説します。

 経済学 H26 第15問

下図には、予算制約線 A と予算制約線 B および、これらの予算制約線上にあるa,b,c,d,e という5つの点が描かれている。ある合理的な消費者にとって最も高い効用をもたらすのは、予算制約線 A 上ならば点 c であり、予算制約線 B 上ならば点 d であることがわかっている。この図の説明として最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕
ア 図中に点 c より効用が高い点はない。
イ 図中で点 c より効用が高い点は、点 a と点 e である。
ウ 図中で点 d より効用が高い点は、点 c である。
エ 図中に点 d より効用が高い点はない。

解説

予算制約線に関する問題です。
まとめシートで以下の通り解説しています。

最適消費点とは、原点に凸の無差別曲線の場合、予算制約線と無差別曲線が接する点で、この点で効⽤が最⼤となります。
最適消費点は制約された
予算の中で最⼤の満⾜を⽣み出す財xと財yの組み合わせとなる点ともいえます。

それでは問題を解いていきましょう。
①まず、予算制約線AとBの場合それぞれを考えます。
予算制約線A上での効用は、下の赤線で示した通り「点c」で最大となります。
予算制約線A上での効用は、下の青線で示した通り「点d」で最大となります。

②次に、点cと点dを比較します。
予算制約線B上には点cと点dが両方あるので、ここで比較が可能です。
効用は①で説明の通り、点d>cですので、図中で効用が最も高いのは点dとなります

以上から、正解は選択肢エとなります。

 

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