【過去問解説(財務・会計)】R5(再試) 第12問 運転資金管理 #中小企業診断士試験

今日は、財務・会計 R5(再試) 第12問 について解説します。

財務・会計 R5(再試) 第12問

運転資金管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 売上高を一定とすると、期中平均売上債権が少なくなるほど、売上債権回転率は小さくなる。
イ 売掛金を増加させる動機の 1 つとして、現金保有を増加させることが挙げられる。
ウ 営業サイクルは、企業が商品を仕入れてから、商品を販売して現金化するまでに要する期間である。
エ 企業間信用は、商品を販売したりサービスを提供した企業にとっての資金調達手段とみなすことができる。

解説

運転資金に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

運転資金管理に関する問題です。
運転資金管理では、売上債権(売掛金など)や棚卸資産(在庫)をどのくらいの期間保有し、どのくらいの期間で現金化できるか(資金が寝ている期間)を把握することが重要です。

それでは、選択肢を見ていきましょう。

選択肢ア:売上高を一定とすると、期中平均売上債権が少なくなるほど、売上債権回転率は小さくなる。
→ ❌ 誤りです。
売上債権回転率は「売上高 ÷ 期中平均売上債権」で求めます。したがって、売上高が一定なら、期中平均売上債権が少なくなるほど回転率は上昇し(大きくなり)ます。
よって、この選択肢は×です。
選択肢イ:売掛金を増加させる動機の1つとして、現金保有を増加させることが挙げられる。
→ ❌ 誤りです。
売掛金を増加させるとは、販売代金の回収を後日にすることを意味します。したがって、売掛金が増えるほど現金の回収は遅れ、現金保有は減少または固定化します。つまり、売掛金を増加させる動機は現金保有を増加させるのでははなく、減少させることになります。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:営業サイクルは、企業が商品を仕入れてから、商品を販売して現金化するまでに要する期間である。
→ ✅ 正しいです。
営業サイクルは、仕入れて在庫として保有し、販売して売掛金を回収して現金化するまでの期間を表します。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢エ:企業間信用は、商品を販売したりサービスを提供した企業にとっての資金調達手段とみなすことができる。
→ ❌ 誤りです。
企業間信用(掛取引)は、買い手(仕入側)にとって支払いを後回しにできるため資金調達手段とみなせます。一方、売り手(販売側)は売掛金が発生し、資金回収が遅れるため資金負担になります。つまり、資金調達手段とみなせるのは販売した企業ではなく購入した企業です。
よって、この選択肢は×です。
✅ 以上から、正解は選択肢ウとなります。

 

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