【過去問解説(財務・会計)】R7 第12問 総合原価計算#中小企業診断士試験

今日は、財務・会計 R7 第12問について解説します。

財務・会計 R7 第12問

以下の資料に基づき、平均法による完成品原価として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、計算の結果が割り切れない場合は、小数第1 位を四捨五入すること。

【資料】
 ⒜ 生産データ
  月初仕掛品   50 個(40 %)  (注)カッコ内は加工進捗度である。
  当月投入       150 個
   合計    200 個
  正常仕損    10 個
  月末仕掛品   30 個(40 %)
  完成品    160 個

 ⒝ 原価データ
         直接材料費    加工費  
  月初仕掛品    98,000 円      52,000 円  
  当月投入    302,000 円     403,000 円

⒞ その他
・材料は工程の始点ですべて投入されており、正常仕損は工程の終点で発生している。
・正常仕損の処理は度外視法を採用しており、その負担関係は進捗度による。

〔解答群〕
ア 720,000 円
イ 726,750 円
ウ 757,894 円
エ 765,000 円

解説

総合原価計算に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

製造工程では、一定の割合で不良品や仕損品が発生します。これを正常仕損といいます。
正常仕損の主な処理方法の一つに、度外視法があります。
度外視法は仕損を計算上存在しなかったものとみなし、仕損品のコストを完成品や仕掛品に原価として配分する方法です。

それでは計算していきましょう。

1. 数量の整理

原材料費と加工費を計算する際に必要な数量は、以下のようなBOX図で求めることが出来ます。

2. 直接材料費の完成品原価を求める

直接材料費の単価=(98,000円+302,000円)÷200個=@200円

直接材料費の完成品原価=200円×170個=340,000円

3. 加工費の完成品原価を求める

加工費の単価=(52,0000円+403,000円)÷(170個+12個)=@2,500円

加工品の完成品原価=2,500円×170個=425,000円

4. 完成品の原価を求める

2.と3.で求めたそれぞれの金額の合計が完成品原価ですので
340,000円+425,000円=765,000円

✅ 以上から、正解は選択肢エとなります。

 

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