【過去問解説(財務・会計)】R7 第3問 消費税と所得金額 #中小企業診断士試験

今日は、財務・会計 R7 第3問について解説します。

財務・会計 R7 第3問

以下の資料に基づき、法人税が課される所得金額と消費税および地方消費税(以下、消費税とする。)の納付税額として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
なお、税抜経理方式を採用しており、期首の在庫や中間納付税額はゼロとし、消費税の課税事業者であるが簡易課税を選択していない。
【資料】
・ 1 個 1,100 円(消費税 100 円を含む)の商品を 1,000 個仕入れ、現金で支払った。
・仕入れた商品のうち 800 個を期中に 1 個 1,650 円(消費税 150 円を含む)で販売し、代金は現金で受け取った。
・期末において 200 個の商品が在庫として残っている。

〔解答群〕
ア 消費税の納付税額は 20,000 円である。
イ 消費税の納付税額は 40,000 円である。
ウ 所得金額は 200,000 円である。
エ 所得金額は 440,000 円である。

解説

消費税と所得金額の納付税額に関する問題です。
それでは計算していきましょう。

税抜経理方式における計算のポイントは以下の3点です。

・取引は「本体価格(税抜)」で記帳する
・消費税は、売上時は「受取消費税」、仕入時は「支払消費税」として区分管理する
所得金額の計算に消費税は含めない

1. 税込金額を税抜に修正する

  • 仕入:1,100円 → 1,000円(消費税100円)
  • 売上:1,650円 → 1,500円(消費税150円)

2. 消費税の計算

① 受取消費税(売上に含まれる消費税)
150円 × 800個 = 120,000円

② 支払消費税(仕入に含まれる消費税)
100円 × 1,000個 = 100,000円

③ 納付税額
120,000 - 100,000 = 20,000円
→ 消費税の納付税額は 20,000円 となります

3. 所得金額の計算
① 売上高(税抜)
1,500円 × 800個 = 1,200,000円
② 仕入高(税抜)
1,000円 × 1,000個 = 1,000,000円

③ 期末棚卸資産
200個 × 1,000円 = 200,000円

④ 売上原価
仕入高 1,000,000 - 期末在庫 200,000
800,000円 ⑤ 所得金額 売上高 1,200,000 - 売上原価 800,000
400,000円

✅ 以上から

  • 消費税の納付税額:20,000円
  • 所得金額:400,000円
ですので、正解は選択肢アとなります。

 

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