今日は、経営情報システムのR6第15問について解説します。
システム障害やサイバー犯罪などに備えてデータをバックアップしておくことは重要である。バックアップに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a クラウドバックアップとは、クラウド上にあるデータをオンプレミスのストレージにバックアップすることである。
b ロールバックとは、データベースシステムなどに障害が発生した時に、更新前のトランザクションログを使ってトランザクション実行前の状態に復元する処理である。
c イメージバックアップとは、画像や動画などのイメージデータを圧縮せずにバックアップすることである。
d ウォームサイトとは、障害発生時に、バックアップされたデータやプログラムを活用してシステムを復元し業務を再開できるように、バックアップする予備のサイトのことである。
〔解答群〕
ア a:正 b:誤 c:正 d:誤
イ a:正 b:誤 c:誤 d:誤
ウ a:誤 b:正 c:正 d:正
エ a:誤 b:正 c:正 d:誤
オ a:誤 b:正 c:誤 d:正
解説
バックアップに関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。
それではそれぞれの問題文をみていきましょう。
a:クラウドバックアップは、インターネット上のストレージに各種ファイルを復元するためのデータを保管するバックアップ方法です。クラウド上にあるデータをオンプレミスのストレージにバックアップすることではありません。
よって、問題文は「誤」となります。
b:正しい記述です。ロールバックは軽い障害時に利用されることが多いです。
よって、問題文は「正」となります。
c:イメージバックアップとは、コンピューターの全内容をコピーして保存するバックアップ方法です。画像や動画などのイメージデータをバックアップすることを表す言葉ではありません。
よって、問題文は「誤」となります。
d:正しい記述です。ウォームサイトでは、本運用とほぼ同じシステムを非稼働状態で待機させておき、障害発生時にシステムを起動して運用を引き継ぎます。
よって、問題文は「正」となります。
以上から、正解は選択肢オとなります。
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