【過去問解説(財務・会計)】R5(再試)第14問(2)配当利回り

今日は、財務・会計 R5(再試)第14問(2)について解説します。

 財務・会計 R5(再試)第14問(2)

以下の資料はE社の連結財務諸表に基づいて計算された財務指標を示している。
この資料に基づき、下記の設問に答えよ。なお、株主資本、自己資本および純資産は同額である。

(設問 2 )
E社の配当利回りとして、最も適切なものはどれか。
ア 0.21 %
イ 2.25 %
ウ 5.20 %
エ 5.70 %

解説

株価の指標に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

配当利回りを求めます。
配当利回りはD/P(D=配当、P=時価総額)で計算できますが、本問ではD、Pの値がそれぞれ分かりません。

そこで、まずは【資料】で与えられたデータをすべて記号を使った式で表します。
本問の場合の各指標は以下のように表せます。

 

財務指標 数値 分数表記 記号の意味
自己資本比率 60% E/A = 6/10 自己資本 / 総資産
配当性向 36% D/B = 36/100 配当 / 利益
株主資本配当率(DOE) 3.42% D/E = 342/10000 配当 / 自己資本
株価収益率(PER) 16倍 P/B = 16/1 株価 / 利益

与えられたデータを記号で表した各指標を見ると
配当利回り(D/P)は、株価収益率PER(P/B)と配当性向(D/B)で置き換えることが出来そうです。

 

それぞれ、与えられた数字を入れていくと

よって正解は 選択肢イ です。

設問1の解説はこちら

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