今日は、R7 経済学 第12問について解説します。
R7 経済学 第12問
完全競争市場における、ある上級財の需要曲線と供給曲線のシフトに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a この財にとって代替的な財の価格が下落すると、需要曲線は右方向にシフトするが、供給曲線は変化しない。
b 消費者の保有する資産額が増加すると、需要曲線は左方向にシフトするが、供給曲線は変化しない。
c この財を生産する企業に生産物1単位当たり定額の補助金が交付されると、供給曲線は左方向にシフトするが、需要曲線は変化しない。
d この財を生産するに際しての原材料費が増加すると、供給曲線は左方向にシフトするが、需要曲線は変化しない。
〔解答群〕
ア a:正 b:正 c:誤 d:正
イ a:正 b:誤 c:正 d:誤
ウ a:誤 b:正 c:誤 d:正
エ a:誤 b:誤 c:正 d:誤
オ a:誤 b:誤 c:誤 d:正
解説
需要曲線と供給曲線のシフトに関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。
選択肢a:この財にとって代替的な財の価格が下落すると、需要曲線は右方向にシフトするが、供給曲線は変化しない。
→ ❌ 誤りです。
この財にとって代替的な財の価格が下落すると、消費者は代替的な財を多く購入するようになるため、「この財」にとってはネガティブな要因になります。よって、需要曲線は左方向にシフトします。なお、供給曲線は変化しません。
よって、この選択肢は×です。
→ ❌ 誤りです。
この財にとって代替的な財の価格が下落すると、消費者は代替的な財を多く購入するようになるため、「この財」にとってはネガティブな要因になります。よって、需要曲線は左方向にシフトします。なお、供給曲線は変化しません。
よって、この選択肢は×です。
選択肢b:消費者の保有する資産額が増加すると、需要曲線は左方向にシフトするが、供給曲線は変化しない。
→ ❌ 誤りです。
これは現金を想像してみるとわかりやすいです。保有する現金が増加すれば多くのものが買えるようになるので、需要が増えます。よって、需要曲線は右方向にシフトします。なお、供給曲線は変化しません。
よって、この選択肢は×です。
→ ❌ 誤りです。
これは現金を想像してみるとわかりやすいです。保有する現金が増加すれば多くのものが買えるようになるので、需要が増えます。よって、需要曲線は右方向にシフトします。なお、供給曲線は変化しません。
よって、この選択肢は×です。
選択肢c:この財を生産する企業に生産物1単位当たり定額の補助金が交付されると、供給曲線は左方向にシフトするが、需要曲線は変化しない。
→ ❌ 誤りです。
この財を生産する企業に補助金が交付されると、生産をするためのハードルが下がることから供給量が増加するため、供給曲線は右方向にシフトします。なお、需要曲線は変化しません。
よって、この選択肢は×です。
→ ❌ 誤りです。
この財を生産する企業に補助金が交付されると、生産をするためのハードルが下がることから供給量が増加するため、供給曲線は右方向にシフトします。なお、需要曲線は変化しません。
よって、この選択肢は×です。
選択肢d:この財を生産するに際しての原材料費が増加すると、供給曲線は左方向にシフトするが、需要曲線は変化しない。
→ ✅ 正しいです。
生産するための原材料費が増加すれば、生産をするためのハードルが高くなることから供給量は少なくなるため、供給曲線は左方向にシフトします。また、需要曲線は変化しません。
よって、この選択肢は〇です。
→ ✅ 正しいです。
生産するための原材料費が増加すれば、生産をするためのハードルが高くなることから供給量は少なくなるため、供給曲線は左方向にシフトします。また、需要曲線は変化しません。
よって、この選択肢は〇です。
✅ 以上から、a:誤、b:誤、c:誤、d:正となるので、
正解は選択肢オとなります。
正解は選択肢オとなります。
◆ブログ村参加しています◆
気に入っていただけたら、クリックお願いします!
関連教材で学習効率アップ!