【過去問解説(運営管理)】R5(再試) 第6問 生産方式 #中小企業診断士試験

今日は、運営管理 R5(再試)第6問について解説します。

運営管理 R5(再試)第6問

生産方式に関する関連性の強い用語の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

ア アジャイル生産と大量生産
イ 間欠生産とロット生産
ウ セル生産と部品中心生産
エ モジュール生産と製番管理

解説

生産管理に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

それでは選択肢を見ていきましょう。
今回は、少し聞き慣れない用語も多いので、消去法で正解に辿り着きたいです。

選択肢ア:アジャイル生産と大量生産
→ ❌ 誤りです。
アジャイル生産は市場変化に即応する多品種少量向きの考え方で、大量生産は標準化された製品を連続的に大量に作る方式です。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:間欠生産とロット生産
→ ✅ 正しいです。
間欠生産とは、多品種を設備切替しながら断続的に生産する方式であり、その代表例がロット生産です。
ロットごとにまとめて加工するため、間欠生産とロット生産は関連性が強いといえます。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢ウ:セル生産と部品中心生産
→ ❌ 誤りです。
セル生産は、多能工がセル内で一貫組立を行う 組立中心方式 です。
部品中心生産(グループテクノロジー的な加工グループ化)は 加工工程中心 の考え方なので、それぞれの関連性は低いといえます。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:モジュール生産と製番管理
→ ❌ 誤りです。
モジュール生産は標準ユニットを組み合わせる効率的生産方式。
製番管理は個別受注生産で製品ごとに番号を付けて管理する方式です。
それぞれの関連性は低いといえます。
よって、この選択肢は×です。
✅ 以上から、正解は選択肢イとなります。

 

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