【過去問解説(経済学)】R7 第13問 需要の価格弾力性 #中小企業診断士試験

今日は、経済学 R7 第13問について解説します。

経済学 R7 第13問

需要の価格弾力性(絶対値)に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a 需要の価格弾力性がゼロであれば、価格の上昇によっても消費者の支出総額は変化しない。
b 需要の価格弾力性が 1 より大きければ、価格の下落によって消費者の支出総額は増加する。
c 同一の財について長期間で計った需要の価格弾力性は、短期間で計った場合よりも低くなりやすい。
d 需要曲線が横軸に水平な直線である場合、需要の価格弾力性は無限大である。

〔解答群〕
ア a:正  b:正  c:正  d:誤
イ a:正  b:誤  c:正  d:誤
ウ a:誤  b:正  c:誤  d:正
エ a:誤  b:誤  c:正  d:正
オ a:誤  b:誤  c:誤  d:誤

解説

需要の価格弾力性に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

需要の価格弾力性(絶対値)とは、価格が1%変化したときに需要量が何%変化するかを表す指標です。
この値の大きさによって、価格変化が**消費者の支出総額(価格×数量)にどのような影響を与えるかが決まります。

それでは選択肢を見ていきましょう。

選択肢a:需要の価格弾力性がゼロであれば、価格の上昇によっても消費者の支出総額は変化しない。
→ ❌ 誤りです。

需要の価格弾力性がゼロとは、価格が変化しても需要量が全く変化しない状態を指します。この場合、価格が上昇すれば需要量は一定のままなので、消費者の支出総額(価格×数量)は増加します

よって、この選択肢は×です。

選択肢b:需要の価格弾力性が1より大きければ、価格の下落によって消費者の支出総額は増加する。
→ ✅ 正しいです。

需要の価格弾力性が1より大きい場合、需要の価格弾力性が大きいといえます。
このとき、価格が下落すると、それ以上に需要量が増加します。

その結果、価格下落による減少分よりも数量増加による増加分の方が大きくなり、支出総額は増加します

よって、この選択肢は〇です。

選択肢c:同一の財について長期間で計った需要の価格弾力性は、短期間で計った場合よりも低くなりやすい。
→ ❌ 誤りです。
一般に、長期間の方が短期間よりも需要の価格弾力性は高くなりやすいとされています。
理由は、長期間であれば

  • 代替財への切り替え

  • 消費行動の見直し

といった調整が可能になるためです。

よって、この選択肢は×です。

選択肢d:需要曲線が横軸に水平な直線である場合、需要の価格弾力性は無限大である。
→ ✅ 正しいです。

需要曲線が水平である場合、価格がわずかに上昇しただけで需要量はゼロになり、わずかに下落しただけで需要量は無限に増加します。
このような状態では、需要の価格弾力性は 無限大となります。

よって、この選択肢は〇です。

✅ 以上から、a:誤  b:正  c:誤  d:正ですので
正解は選択肢ウとなります。

 

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