【過去問解説(財務・会計)】R8 第11問(設問2) 経営分析(安全性) #中小企業診断士試験

今日は、 財務・会計 R8 第11問(設問2)について解説します。

財務・会計 R8年度 第11問(設問2)

A社の以下の資料を用いて、下記の設問に答えよ。なお、財務指標の計算では、貸借対照表項目は期首期末平均値ではなく期末の値を用いる。

(設問2)
A社の財務指標に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 固定長期適合率は67%である。
イ 固定比率は133%である。
ウ 自己資本(純資産)比率は80%である。
エ 流動比率は67%である。

解説

経営分析(安全性)に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

それでは選択肢を見ていきましょう。

選択肢ア:
→ ❌ 誤りです。
固定長期適合率とは、固定資産のための資金が、返さなくても良い自己資本と長期的に安定した資金調達元である固定負債でどれだけ賄われているか、ということを表す指標です。
固定長期適合率(%)=固定資産÷(自己資本+固定負債)×100
この式に当てはめて財務諸表から固定長期適合率を計算すると「(800+700+500)÷(1,500+1,000)×100=80%」となります。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:
→ ✅ 正しいです。
固定比率とは、固定資産のための資金が、返さなくても良い自己資本でどれだけ賄われているか、ということを表す指標です。
固定比率(%)=固定資産÷自己資本×100
この式に当てはめて財務諸表から固定比率を計算すると「(800+700+500)÷1,500×100=133.33…%」となります。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢ウ:
→ ❌ 誤りです。
自己資本比率とは、企業が使う資産のうち、第三者に返す必要のない自己資本でどれだけ賄われて
いるか、ということを表す指標です。
自己資本比率(%)=自己資本÷資産×100
この式に当てはめて財務諸表から自己資本比率を計算すると、「1500÷3,000×100=50%」となります。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:
→ ❌ 誤りです。
流動比率とは、企業の短期的な支払能力を表す指標です。
流動比率(%)=流動資産÷流動負債×100
この式に当てはめて財務諸表から流動比率を計算すると、「1,000÷500×100=200%」となります。
よって、この選択肢は×です。
✅ 以上から、正解は選択肢イとなります。

 

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