今日は、 運営管理 R8 第8問について解説します。
運営管理 R8 第8問
1 人の作業者が組み立てに従事する職場において、ある製品の組み立ての標準時間を算定するための時間研究を実施した。
製品を150個組み立てる作業を観測したところ、次表の結果が得られた。
さらに、この職場の余裕率を算定するために、非作業時間を除いた実動時間の中で、観測回数が500回のワークサンプリングを実施したところ、余裕に相当するサンプルが100個得られた。
この下での組立作業の標準時間(分/個)として、最も適切なものはどれか。ただし、レイティング係数は0.75 として標準時間を算定すること。
ア 0.90分/個
イ 0.96分/個
ウ 1.20分/個
エ 1.50分/個
オ 1.60分/個
解説
時間研究に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

標準時間の計算は観測時間から正味時間を求め、余裕率を公式にあてはめて標準時間を算出します。
観測時間:主作業時間2.3時間 + 付随作業時間0.7時間 + 準備段取作業時間1.0時間 = 4.0時間
続いて、正味時間を求めます。レイティング係数を使って、以下のように計算します。
正味時間:観測時間4.0時間 × レイティング係数0.75 = 3.0時間
ちなみにレイティング係数は、1より大きい時は作業が早い、1より小さい時は作業が遅いことを覚えておきましょう。
続いて、余裕時間を求めるために、余裕率を求めます。
観測回数500回の内、余裕に相当するサンプルが100個得られたとあるので、以下のように算出します。
余裕率:余裕サンプル100個 ÷ 総観測回数500回 = 20%
続いて、公式に当てはめて標準時間を計算しますが、余裕率には内掛け法と外掛け法があります。
先ほどの余裕率は 余裕 ÷ 総観測回数 で計算したので、内掛け法を適用します。
標準時間:正味時間3.0時間 ÷ (1 – 20%) = 3.0 ÷ 0.8 = 3.75時間
最後に選択肢は1個あたりの標準時間となっているので、計算します。
観測時間は150個の組み立てる作業の時の時間であるので、標準時間を個数で割ります。
標準時間(分/個):標準時間3.75時間 × 60分 ÷ 150個 = 1.50 分/個


