【過去問解説(企業経営理論)】R6 第27問 就業規則・労働契約

今日は、企業経営理論のR6 第27問について解説します。

R6 企業経営理論 第27問

 就業規則に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 使用者は、就業規則において1日の労働時間について「8時間勤務とする」と定めた場合であっても、その事業場における具体的な始業及び終業の時刻並びに休憩時間について規定しなければならない。
イ 使用者は、新規に会社を設立し初めて就業規則を定めることになった場合は、その内容に関して、全労働者の過半数の同意を得なければならない。
ウ 使用者は、同一事業場において一部の労働者にのみ適用される「パートタイム就業規則」を変更する際には、当該事業場に労働組合がない場合には、全労働者の過半数を代表する者の意見を聴く必要はない。
エ 使用者は、変更後の就業規則を労働者に周知させ、当該変更が諸事情を考慮して合理的なものであると判断されたとしても、労働者と合意しなければ、就業規則の変更によって労働条件を不利益に変更することは一切できない。

解説

就業規則に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

 

それでは、選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:その通りです。
始業及び就業の時刻、休憩時間等は絶対的必要記載事項であるため、必ず記載しなければなりません。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢イ:誤りです。
全労働者の過半数ではなく、過半数代表者からの同意を得る必要があります。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:誤りです。
パートタイム労働者に適用される就業規則の作成・変更にも、全労働者の過半数を代表する者の意見を聴く必要があります。

よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:誤りです。
合理的な理由が認められれば、不利益変更であっても就業規則の変更は有効であるとされています。
よって、この選択肢は×です

以上から、正解は選択肢アとなります。

 

 

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