今日は、R7 経済学 第11問(設問1)について解説します。
R7 経済学 第11問(設問1)
日本の経常収支の黒字を拡大させる方向に作用することが想定される要因の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 海外企業が提供するクラウドサービスに国内企業が支払う利用料の増加
b 国内大手自動車メーカーが所有する海外子会社の利益の増大
c 訪日外国人観光客の増加
d 原油や天然ガスなどの資源価格の上昇
〔解答群〕
ア aとb
イ aとc
ウ bとc
エ bとd
オ cとd
解説
国民経済計算に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。
選択肢a:海外企業が提供するクラウドサービスに国内企業が支払う利用料の増加
→ ❌ 誤りです。
経常収支は輸出と輸入の差額です。これが黒字ということは、日本国内にお金が入ってきているものが正解の選択肢となります。この選択肢aは、海外にお金が行ってしまいますので、赤字の方向に作用するものとなります。
よって、この選択肢は×です。
→ ❌ 誤りです。
経常収支は輸出と輸入の差額です。これが黒字ということは、日本国内にお金が入ってきているものが正解の選択肢となります。この選択肢aは、海外にお金が行ってしまいますので、赤字の方向に作用するものとなります。
よって、この選択肢は×です。
選択肢b:国内大手自動車メーカーが所有する海外子会社の利益の増大
→ ✅ 正しいです。
これは利益を増大した子会社があるところは海外ですが、所有しているのは国内企業なので、国内にお金が入ってくることになり、黒字の方向に作用するものとなります。
よって、この選択肢は〇です。
→ ✅ 正しいです。
これは利益を増大した子会社があるところは海外ですが、所有しているのは国内企業なので、国内にお金が入ってくることになり、黒字の方向に作用するものとなります。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢c:訪日外国人観光客の増加
→ ✅ 正しいです。
これは外国人観光客が日本国内でお金を消費している(日本国内にお金が入ってくる)ことになり、黒字の方向に作用するものとなります。
よって、この選択肢は〇です。
→ ✅ 正しいです。
これは外国人観光客が日本国内でお金を消費している(日本国内にお金が入ってくる)ことになり、黒字の方向に作用するものとなります。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢d:原油や天然ガスなどの資源価格の上昇
→ ❌ 誤りです。
資源価格が上昇すれば輸入の額が増えるので、経常収支は赤字の方向に作用します。
よって、この選択肢は×です。
→ ❌ 誤りです。
資源価格が上昇すれば輸入の額が増えるので、経常収支は赤字の方向に作用します。
よって、この選択肢は×です。
✅ 以上から、正しい組み合わせは bとcですので
正解は選択肢ウとなります。
正解は選択肢ウとなります。
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