今日は、運営管理 R6 第5問について解説します。
下図は、最終製品XとYの部品表であり、( )内は親品目 1 個に対して必要な部品の個数である。製品XとYを 2 個ずつ生産するときの必要部品数量に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
〔解答群〕
ア 部品aは 2 個必要である。
イ 部品dは 6 個必要である。
ウ 部品iは 8 個必要である。
エ 部品共通化により部品hが部品bで代替された場合、部品bは 10 個必要である。
オ 部品共通化により部品iが部品cで代替された場合、部品cは 15 個必要である。
解説
部品計画に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。
本問は、右の製造部品表に該当します。
製造部品表はManufacturing Bill Of Materialsの頭文字を取ってM-BOMとも呼ばれ、製造する製品がどのような部品で構成されており、必要な部品の総数がいくつかを示すストラクチャー型の部品表のことをいいます。
それでは選択肢をみていきましょう。
選択肢ア:
→ 誤り
X1個に対して部品aは2個必要であるため、X2個の場合は部品aは4個必要である。
選択肢イ:
→ 誤り
X1個に対して部品dは2個必要であるため、X2個の場合は部品dは4個必要である。
Y1個に対して部品dは2個必要であるため、Y2個の場合は部品dは4個必要である。
正しくは、部品dは8個必要である。
選択肢ウ:
→ 誤り
Y1個に対して部品iは3個必要であるため、Y2個の場合は部品iは6個必要である。
選択肢エ:
→ 正しい
X1個に対して部品bは3個必要であるため、X2個の場合は部品bは6個必要である。
Y1個に対して部品bは2個必要であるため、Y2個の場合は部品dは4個必要である。
選択肢の通り、部品bは10個必要である。
選択肢オ:
→ 誤り
X1個に対して部品cは6個必要であるため、X2個の場合は部品cは12個必要である。
Y1個に対して部品cは3個必要であるため、Y2個の場合は部品cは6個必要である。
正しくは部品cは18個必要となる。
以上から正解は選択肢エです。
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