【過去問解説(運営管理)】R7 第9問 生産プロセス

今日は、R7 運営管理 第9問について解説します。

 R7 運営管理 第9問

 生産プロセスの合理化に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 工程稼働の調整を通じて仕掛在庫を削減するために、かんばん方式を導入した。
イ 作業者の振り向き動作を抑制するために、生産ラインのU字化を実施した。
ウ 製造工程での段取り替えの回数を抑制するために、生産の平準化を実施した。
エ 設備停止などの工程で発生した異常を素早く周知するために、カムアップシステムを導入した。
オ 段取り替えに要する総工数を抑制するために、内段取りの外段取り化を実施した。

解説

生産プロセスに関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

選択肢ア:
→ ✅ 正しいです。
かんばん方式は、必要な時に必要な量だけ生産する仕組みで、工程間の稼働調整を通じて仕掛在庫を削減できます。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢イ:
→ ❌ 誤りです。
生産ラインのU字化は、作業者の移動距離短縮や多工程持ちによる生産性向上のために行います。「振り向き動作の抑制」のために行うわけではありません。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:
→ ❌ 誤りです。
生産の平準化は、需要変動をならし、生産計画を均等化することで、段取り替え回数を抑えるものではありません。むしろ、平準化は多品種少量生産を日々均等に流すため、段取り回数が増える場合もあります。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:
→ ❌ 誤りです。
カムアップシステムは、外注先の納期遅れや発注ミスによる材料や部品の欠品を抑制するために導入する生産管理手法です。
よって、この選択肢は×です。

選択肢オ:
→ ❌ 誤りです。
外段取りは生産ラインを停止せずに段取りを行う手法です。内段取りを外段取り化することで、ラインの稼働率向上は期待できますが、段取り替えに要する総工数を削減できるとは言い切れません。
よって、この選択肢は×です。

✅ 以上から、正解は選択肢アとなります。

 

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