【過去問解説(企業経営理論)】H26 第14問 組織文化

今日は企業経営理論H26第14問について解説します。

 

H26 第14問

有効な組織デザインには、適切なコントロール・システムを組み込むことが不可欠である。組織のコントロール・システムに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 官僚主義的なコントロールとは、規則や基準、階層構造や合法的権威にもとづき、業務遂行のプロセス中での組織メンバーの行動を統制することをいう。
イ クラン・コントロール(clan control)は、組織文化や帰属意識、伝統などの社会的特性を利用して行動をコントロールすることで、不確実性が高く変化が速い環境で重要になる。
ウ 市場コントロールは、組織内部の部門のコントロールには利用できないが、市場における価格競争が組織の生産量や生産性を評価する時に有効である。
エ 予算管理システムや事業部門の目標管理に基づく管理者の報酬システムは、市場コントロールの有効なサブシステムである。
オ リーダーが従業員の知識や裁量を行使する範囲を明確に設定できない場合には、従業員自身に自己目標を設定させ、自らの成果を監視させる自律的コントロールが有効である。

組織のコントロールシステムについて問われています。
まとめシートでも組織文化の類型は下の図のような形で説明しています。

今回の問題はこの組織のコントロールシステムについての問題ですが、かなりマニアックな部分も問われているため、組織文化の類型だけざっと確認すれば無理に対応する必要はありません。

それでは早速各選択肢を見ていきましょう。

選択肢アの官僚主義的なコントロールについて、前半の「規則や基準、階層構造や合法的権威にもとづき」という説明はその通りです。しかし、「業務遂行のプロセス中での組織メンバーの行動を統制する」という部分は誤りで、官僚主義的なコントロールではプロセスではなく事前に決めた文書などに基づいて統制されます。そのため、この選択肢は×となります。

選択肢イはその通りで、クラン・コントロールは不確実性が高い環境で重要となります。

選択肢ウの市場コントロールは、「組織内部の部門のコントロールには利用できない」とありますが、組織内部のコントロールにも使うことができますのでこの選択肢は×です。

選択肢エの予算管理システムや事業部門の目標管理に基づく管理者の報酬システムは、市場コントロールではなく、官僚主義的なコントロールです。そのためこの選択肢は×です。

選択肢オの自律的コントロールは、もし自律的コントロールという用語を知らなかったとしても、「リーダーが従業員の知識や裁量を行使する範囲を明確に設定できない」つまりきちんと権限移譲ができる状況でないのに、従業員に自律的に動けというのは無理があるので×と考えることができます。

以上から正解は選択肢イとなります。

 

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