【過去問解説(企業経営理論)】H27第1問 PPM

今日は企業経営理論H27第1問からPPMの問題を取り上げます。

 

H27 第1問
プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 競争優位性を期待できない「負け犬」事業からの撤退の検討に加え、資金投入によって成長市場で競争優位の実現を期待できる「問題児」の選択が重要である。
イ 競争優位性を期待できない「負け犬」事業からの撤退を進めるのに重要な資金供給源は「花形商品」の事業である。
ウ 衰退期に入った業界の「花形商品」事業は、徐々に撤退してできるだけ多くのキャッシュを生み出させることが重要である。
エ プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントの考え方では、資金の流入と流出は市場と自社事業との成長率で決まる。
オ プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントの考え方は、外部からの資金調達を考慮していないが、事業の財務面を重視して事業間のマーケティングや技術に関するシナジーを考慮している。

 

PPMの問題では4つの象限にどの用語が入るかに関する知識と、PPMの限界に関する知識がよく問われます。

それでは各選択肢を見ていきましょう。

選択肢アの競争優位性を期待できない「負け犬」事業は問題ないですし、資金投入によって成長市場で競争優位の実現を期待できる「問題児」の説明も間違っていません。
そして、負け犬事業からの撤退の検討や問題児の事業の選択も重要となります。
よってこの選択肢は〇と考えられます。

念のため他の選択肢も見てみましょう。
選択肢イの資金供給源は「花形」ではなく、「金のなる木」です。花形事業はまだまだキャッシュアウトが多い事業ですので、資金の投入が必要とされています。よってこの選択肢は×です。

選択肢ウの花形商品は上記で述べたように、キャッシュはあまり入ってこないので「徐々に撤退してできるだけ多くのキャッシュを生み出させることが重要」という記述は誤りです。よってこの選択肢は×です。

選択肢エのPPMの考え方では、資金の流入と流出は市場成長率と相対的市場シェアで決まるので、この選択肢も×です。

選択肢オのPPMの考え方についての記述で、「事業間のマーケティングや技術に関するシナジーを考慮している」とありますが、PPMの問題点としてこれらのシナジーが考慮されないという点が挙げられるのでこの選択肢は×です。

以上から正解は選択肢アとなります。

 

 

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