【過去問解説(企業経営理論)】H29第1問 ドメイン

こんにちは「中小企業診断士一次試験 一発合格まとめシート」著者ののあみです。

 

これから、不定期で「まとめシート」の内容を使って過去問をどう解いていくか、ということを具体例を示しながらご説明していきたいと思います。

 

第1回は企業経営理論からです。

 

H29 企業経営理論 第1問

多角化した企業のドメインと事業ポートフォリオの決定に関する記述として最も適切なものはどれか。

 

ア 多角化した企業の経営者にとって、事業ドメインの決定は、企業の基本的性格を決めてアイデンティティを確立するという問題である。

 

イ 多角化した企業の経営者にとって、事業ドメインの決定は、現在の活動領域や製品分野との関連性を示し、将来の企業のあるべき姿や方向性を明示した展開領域を示す。

 

ウ 多角化した事業間の関連性を考える経営者にとって、企業ドメインの決定は、多角化の広がりの程度と個別事業の競争力とを決める問題である。

 

エ 多角化した事業間の関連性を考える経営者にとって、事業ドメインの決定は、全社戦略の策定と企業アイデンティティ確立のための指針として、外部の多様な利害関係者との間のさまざまな相互作用を規定する。

 

オ 多角化を一層進めようとする経営者は、事業間の関連性パターンが集約型の場合、範囲の経済を重視した資源の有効利用を考える。

 

ドメインの問題は毎年のように出題される重要な論点です。

ドメインとは企業がどの範囲で戦うかという事業活動の範囲のことを表します。

ドメインは会社全体のドメインである企業ドメインと事業部ごとのドメインである事業ドメインに分類できます。

「まとめシート」では企業ドメインは社長さん、事業ドメインは部長さんたちの絵を使って説明していますので、そのイメージで覚えてください。

 

そして、この企業ドメインと事業ドメインは、問題で問われる場合、しばしば選択肢の文章中で入れ替わって出題されます。

ドメインの問題は直近の5年でもH29第1問、H28第1問、H27第2問、H25第5問とほぼ毎年のように出題されていますが、どの問題もこの企業ドメインと事業ドメインの用語の入れ替わりのパターンとなっています。

ですので、「ドメイン」という文字を見たらその時点で条件反射的に用語の入れ替わりを疑う、という対応ができるようになりましょう

 

それでは冒頭の過去問について考えてみましょう。

選択肢ア、イ、エは「事業ドメイン」と言っているのに「企業の基本的性格を決めて」、「将来の企業のあるべき姿や方向性を明示した」、「全社戦略の策定」と、会社全体のことについて書いてあるので、事業ドメインと企業ドメインが入れ替わっていますね。

ですのでサクっと×にすることができます。

そして、選択肢ウですが、「企業ドメインの決定は、多角化の広がりの程度と・・・」までを読むと一瞬合っている気がしますが、「個別事業の競争力とを決める」とあり、これは事業ドメインのことを示すので×となります。

ですので、最後に残ったオが最も適切な選択肢となります。

 

なお、選択肢ウはそれほど長くないので比較的簡単に気付くことができるかと思いますが、途中まで正しいことが書いてあると、その後に間違えたことが書いてあっても気付かず○と判断してしまう場合があるので気をつけましょう。

もし「最後の2択」などで判断に迷った場合は、文章の区切りごとに/(スラッシュ)を引いて文章を区切って検討してみると良いでしょう。

 

今後もまとめシートを使った過去問解説を掲載していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

 

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