【過去問解説(企業経営理論)】H25 第1問 経営計画

今日は企業経営理論H25第1問について解説します。

 

H25 企業経営理論 第1問
経営計画の策定と実行について留意すべき点に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 経営計画策定時に用いられる業績に関する定量的なデータを収集して分析することによって、新機軸の戦略を構築することができる。
イ 経営計画になかった機会や脅威から生まれてくる新規な戦略要素を取り入れていくには、計画遂行プロセスで学習が起こることが重要になる。
ウ 経営計画に盛り込まれた戦略ビジョンは、予算計画や下位レベルのアクション・プランと連動させるとコントロール指針として機能するようになり、戦略行動の柔軟性を失わせる。
エ 経営計画の策定に際して、将来の様々な場合を想定した複数のシナリオを描いて分析することによって、起こりそうな未来を確定することができる。
オ 経営計画の進行を本社の計画部門と事業部門が双方向的にコントロールすることは、事業の機会や脅威の発見には無効であるが、部門間の齟齬(そご)を把握するには有効である。

解説

経営計画に関する問題です。
それでは早速各選択肢を見ていきましょう。

選択肢アは、既存の業績のデータを分析しても、新機軸の戦略の構築に繋がるかどうかはわかりません。しかし、この選択肢では「新機軸の戦略を構築することができる。」と言い切ってしまっているため、×と判断できます。

選択肢イは、その通りで、特に問題はなさそうです。

念のため残りの選択肢も見ていきましょう。

選択肢ウは、「戦略ビジョンは、(略)戦略行動の柔軟性を失わせる。」とありますが、戦略ビジョンは全体の大まかな方向性を示すものですので、戦略行動の柔軟性を失わせるものではありません。
よって、この選択肢は×と判断できます。

選択肢エは、複数のシナリオを描いて分析すれば、起こりそうな未来をある程度予測することはできますが、「確定することができる」というわけではありません。
よって、この選択肢は×と判断できます。

選択肢オは、「経営計画の進行を本社の計画部門と事業部門が双方向的にコントロールすることは、事業の機会や脅威の発見には無効であるが」とありますが、事業の機会や脅威の発見にも有効です。
よって、この選択肢は×と判断できます。

以上から、正解は選択肢イとなります。

 

 

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