【過去問解説(企業経営理論)】H26 第2問  競争戦略(ポーター)

今日は企業経営理論H26第2問について解説します。

 

H26 企業経営理論 第2問
産業内で他社との競争状態に影響を及ぼす要因に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 企業数とともに産業内で企業の規模がどのように分布しているかは、企業間の競争と利益に影響を与える。
イ 企業の固定費や在庫費が高ければ、供給量の増加に伴う追加費用も相対的に大きく、競争は緩和しやすい。
ウ 産業からの撤退にあたって何らかの障害があれば、産業の成長が鈍化しても競争は緩和しやすい。
エ 漸進的な生産能力の拡張ができない場合には、生産設備の増強によって一時的に競争は緩和しやすい。

 

それでは早速各設問を見ていきましょう。

 

選択肢アはその通りで、規模の大きい企業が市場の大部分を占めているのか、規模の小さい企業が多数あるのかでは戦い方が変わってきます。

念のため残りの選択肢も見ていきましょう。

選択肢イは、企業の固定費や在庫費が高いと、供給量の増加に伴う追加費用は相対的に小さくなり、競争は激化しやすい傾向にあります。よってこの選択肢は×です。

選択肢ウは、産業からの撤退にあたって何らかの障害(=撤退障壁)がある場合、産業の成長が鈍化しても、どうにかしてその産業で生き残っていかないといけないため、競争は激化します。よってこの選択肢は×です。

選択肢エは、漸進的な生産能力の拡張ができない場合、というのはつまり、需要に応じて徐々に生産能力を増やすことができず、一気に大幅な生産能力の拡張をしないといけないという場合です。
その場合、一気に生産設備が大幅に増強されるため、一時的に供給が大きい状態になりやすく、競争は激化しやすくなります。

以上から、正解は選択肢アとなります。

 

 

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