【過去問解説(企業経営理論)】R4 第21問 職務再設計・働き方

今日は、企業経営理論のR4 第21問 について解説します。

 企業経営理論 R4 第21問

仕事へのモチベーションを高めるための職務再設計の方法と、従業員の柔軟な働き方を可能にする勤務形態に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 顧客と直接的な関係性を築けるように従業員の職務を設計することは、従業員が自らの職務の実績を自律的に評価できる機会につながるため、仕事へのモチベーションを高めるのに有効である。
イ 職務拡大とは、仕事の流れに従って従業員が担当するタスクの数を量的に増やすことではなく、より大きな責任と権限を従業員に与えることで、仕事へのモチベーションを高めることを指す。
ウ ジョブシェアリングでは、個人的な事情に応じて従業員が勤務時間を自由に設定できる権利を保証するため、フルタイムでの勤務が困難な子育て中の従業員の雇用機会を広げることができる。
エ ジョブローテーションとは、職務の垂直的な拡大を通じた専門職人材の育成を目的として、より高度な技能と責任が求められる職務に従業員を配置転換することである。
オ フレックスタイム制の欠点とは、他部門との関わりが限定され自部門内で完結する職務に従事する従業員に適用することができない点である。

解説

職務再設計の方法と、従業員の柔軟な働き方に関する問題です。
これらを含めた人的資源管理については、まとめシートではSHEET16で解説しています。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:その通りです。上司と部下で相談して目標を設定したり職務設計を行うことで、従業員が創意工夫等を促進し従業員のモチベーション向上につながります。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢イ:誤りです。選択肢の説明は、職務「拡充」に関するものです。職務「拡大」とはタスクの数を量的に増やす、のように1つの作業しかできなかった人に、別の作業も経験させることで多能工化するものです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:誤りです。選択肢の説明は、フレックスタイム制に関する者です。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:誤りです。ジョブローテーションとは定期的に配置を変え、社内の様々な業務を経験させるもので、水平方向への移動がメインとなります。
よって、この選択肢は×です。

選択肢オ:誤りです。フレックスタイム制は、自部門内で完結する職務に従事する従業員に適用することも可能です。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢アとなります。

 

 

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