【過去問解説(企業経営理論)】R4 第36問 地域ブランド

今日は、企業経営理論のR4 第36問について解説します。

 企業経営理論 R4 第36問

地域ブランドに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 地域空間のブランド化では、隣接する地域と連携することで相乗効果を発揮できることはあるが、飛び地など隣接していない地域との連携はブランドイメージが希釈されるため、協力し合うことはない。
イ 地域ブランドのコミュニケーションや販路拡大の実行を担当するのは、地域代理店や地域商社であり、これらはすべて地方自治体組織である。
ウ 地域ブランドは、地域自体を意味する地域空間ブランドと、地域が生み出すモノやサービスを意味する地域産品ブランドとに区別される。
エ 地域を他の全国の地域から差別化しブランド化を図るためには、地域の自然、遺跡、農畜産物、海産物などの多様な資源の中から全国でナンバーワンとなるような資源を見つけることが必須である。
オ ブランド化を目指す地域産品を選定する際に行われる地域資源の棚卸しでは、外部者の目ではなく、その地域を熟知している地元住民の目を通して選定していくという作業が必要である。

解説

地域ブランドに関する問題です。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:誤りです。「飛び地など隣接していない地域との連携はブランドイメージを希釈する」と断定している点が誤りです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:誤りです。地域代理店や地域商社が販路拡大の実行を担うことはありますが、これらは民間事業者であり地方自治体組織ではありません。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:その通りです。選択肢の説明の通り、地域空間ブランドと、地域産品ブランドに分けることが出来ます。ただ、知らない場合は一旦飛ばして他の選択肢をみてみましょう。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢エ:誤りです。全国でナンバーワンとなるような資源を見つけることは、地域ブランドとして差別化しやすくなりますが、必須条件ではありません。
よって、この選択肢は×です。

選択肢オ:誤りです。ブランド化を目指す場合、地元住民の目だけでなく外部の目を入れた方が良い場合もあります。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢ウとなります。

 

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