【過去問解説(企業経営理論)】R5 第14問 組織形態

今日は、企業経営理論のR5 第14問 について解説します。

 企業経営理論 R5 第14問

主要な組織形態に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 機能別組織では、機能別部門の管理をそれぞれの部門の長に任せることから、事業部制組織よりも次世代経営者の育成を行いやすい。
イ 機能別組織では、知識の蓄積が容易であるため、事業の内容や範囲にかかわらず経営者は意思決定を迅速に行いやすい。
ウ 事業部制組織では、各事業部が自律的に判断できるために、事業部間で重複する投資が生じやすい。
エ 事業部制組織では、各事業部が素早く有機的に連携できるため、機能別組織よりも事業横断的なシナジーを創出しやすい。
オ マトリックス組織は、複数の命令系統があることで組織運営が難しいため、不確実性が低い環境において採用されやすい。

解説

組織形態に関する問題です。
まとめシートで以下の通り解説しています。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:誤りです。次世代経営者の育成を行いやすいのは、事業部制組織の特徴です。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:誤りです。機能別組織では、経営トップが複数の部を管理しなければならないため経営トップの負荷が⼤きく、負荷が過
⼤になると意思決定に遅れが⽣じる恐れがあります。

よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:その通りです。事業部制組織のデメリットとして、事業部ごとに機能部⾨が置かれているため、機能が重複しやすく経営資源に無駄が発⽣し、コストアップにつながりやすいという懸念があります。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢エ:誤りです。事業部制組織のデメリットとして、事業部ごとに機能部⾨が置かれているため、事業部間のセクショナリズムが⽣じやすいという懸念があります。
よって、この選択肢は×です。

選択肢オ:誤りです。マトリックス組織は、指揮命令系統が⼆重化し、ワンマン・ツーボスの状態になりがちではありますが、不確実性が低い環境において採用されるかどうかは関係ありません。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢ウとなります。

 

 

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