【過去問解説(企業経営理論)】R5 第3問 5F分析

今日は、企業経営理論 R5 第3問について解説します。

 科目

下表では、業界A~Eの競争状況が示されている。M. ポーターの「業界の構造分析( 5 フォース分析)」に基づき、既存企業間の対抗度の最も低い業界を下記の解答群から選べ。ただし、他の条件は全て等しいものとする。

〔解答群〕
ア 業界A
イ 業界B
ウ 業界C
エ 業界D
オ 業界E

解説

5F(フォース)分析に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

それでは問題をみていきましょう。

まず、恐らく多くの方が初見かと思われるハーフィンダール指数については、一旦スルーして5F分析の一般的な知識で考えられる部分から選択肢を絞り込んでいきます。

競争戦略において、製品の差別化の程度が高い方が、競争優位性が高いため他の企業との対抗度が低くなるといえます。
そのため、この時点で業界BかDに絞ることができます。

その上で、ハーフィンダール指数について考えます。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

つまり、ハーフィンダール指数が高い方が、差別化が図りやすく他の企業との対抗度が低くなるということです。
業界BとDのハーフィンダール指数が高い方はBですので、既存企業間の対抗度の最も低い業界は業界Bとなります。

以上から、正解は選択肢イとなります。

尚、本問ですが、本試験でハーフィンダール指数について初見の場合、現実的な対応としては、5Fの基本的な知識からイとエの2択まで絞ることができればOKかと思います。

 

 

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