【過去問解説(企業経営理論)】R4 第18問 組織のライフサイクル

今日は、企業経営理論 R4 第18問 について解説します。

 企業経営理論 R4 第18問

組織のライフサイクル仮説によると、組織は発展段階(起業者段階、共同体段階、公式化段階、精巧化段階)に応じた組織構造、リーダーシップ様式、統制システムをとる。また、組織の発展段階に応じて、組織で支配的となる有効性(組織がその目標を達成した程度)の指標は変化すると考えられる。
組織の発展段階の名称と、各段階で支配的な組織の有効性指標に関する記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【組織の発展段階】
a 起業者段階
b 共同体段階
c 公式化段階
d 精巧化段階
【組織の有効性指標に関する記述】
① この段階では、人的資源の開発が有効性指標として重要となり、経営者のリーダーシップの下で職場集団の凝集性とモラールを高めることが追求される。
② この段階では、資源獲得と成長が組織の有効性指標として特に重視され、顧客や金融機関などの利害関係者と良好な関係を築くことに中心的な価値が置かれる。
③ この段階では、組織の安定性と統制、ならびに組織の生産性が支配的な有効性指標となり、情報管理システムや業務上の規則と手続きが組織内で広く整備される。
④ この段階では、組織の安定性と統制、ならびに組織の生産性と人的資源の開発を重視しつつ、新たな環境適応のための資源獲得と成長が追求される。

〔解答群〕
ア a-①  b-②  c-③  d-④
イ a-①  b-④  c-②  d-③
ウ a-①  b-④  c-③  d-②
エ a-②  b-①  c-③  d-④
オ a-②  b-①  c-④  d-③

解説

組織のライフサイクルに関する問題です。
組織のライフサイクルについては、まとめシートで以下の通り解説しています。

それでは選択肢をみていきましょう。

:起業者段階:②が入ります。起業者段階は、まだ組織が誕生したばかりの段階で創業者の創造性や革新性が重視され、相対的に管理活動は軽視される段階です。この段階では人的資源の開発が有効性指標として重要になります。また、この段階から組織が成長を続けるためには、経営管理技術を持った強力なリーダーのリーダーシップにより組織が統合されていくことが必要となります。
よって、②が入ります。

:共同者段階:①が入ります。共同体段階は、組織が徐々に大きくなり、資源獲得と成長が重視されます。この段階では、非公式的なコミュニケーションやリーダーの資質により従業員をまとめていますが、さらなる組織拡大のためには、リーダーは信頼できる部下へ権限委譲を進めることが必要です。
よって、①が入ります。

:③が入ります。公式化段階は、組織の規模が大きく複雑になるのにともない、組織の安定と統制のため様々な規則やシステム、手続きなどが導入され、次第に官僚制的な組織になっていく段階です。効率的な組織運営が行えるようにはなっていきますが、行きすぎると官僚制の逆機能が発生してしまう恐れがあります。この段階の組織は官僚制の逆機能を防ぐことが課題となります。
よって、③が入ります。

:④が入ります。精巧化段階は、官僚制の逆機能に対応し、組織を多数の部門に分割するとともに、組織の利点を確保しながらプ
ロジェクトチームなどにより柔軟性を得ようとする段階のことをいいます。精巧化段階は組織の最終仕上げ段階であり、そのころになると組織の設立当初に設定された組織の社会的使命の重要性が忘れられてしまうことも多いため、組織の再活性化を図ることが課題となります。

よって、④が入ります。

以上から、a-②  b-①  c-③  d-④の組み合わせですので
正解は選択肢エとなります。

 

 

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