【過去問解説(情報システム)】H27 第9問 プロトコル・ ping

今日は、情報システム H27 第9問について解説します。

 情報システム H27 第9問

事業所内における TCP/IP を利用したネットワーク環境には、コンピュータや各種サーバの他、ルータ等のネットワーク機器や様々な周辺機器が接続されている。このようなネットワーク環境における通信状態を調べる手段である ping の役割として、最も適切なものはどれか。

ア ネットワーク上で、対象とするコンピュータや機器が応答可能かを調べ、応答時間を表示する。
イ ネットワーク上で、対象とするコンピュータや機器までの経路を調べて表示する。
ウ ネットワークに接続されたコンピュータや機器の MAC アドレスを、IP アドレスを指定して求める。
エ ネットワークに流れるパケットを捕獲して、その中身の表示や解析・集計などを行う。

解説

プロトコルから pingに関する問題です。
まとめシートで以下の通り解説しています。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:その通りです。ICMPを使ったネットワークコマンド(命令)にはpingやtracerouteなどがあり、pingは通信相⼿と通信可能かどうかをチェックするためのコマンドで、tracerouteは、どのような経路を通って通信相⼿のところまで届くのかを確認するときに使うコマンドです。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢イ:誤りです。選択肢アで解説の通り、機器までの経路を調べて表示するのはtracerouteです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:誤りです。IPアドレスからMACアドレスを取得する際に使われるプロトコルはARPです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:誤りです。選択肢の説明は、ネットワーク型のIDS(Intrusion Detection System)に関する説明です。IDSとは侵⼊検知システムのことで、監視カメラのように怪しいアクセスを検知します。IDSにはネットワーク中のパケットを監視するネットワーク型と、保護したいコンピュータにインストールして監視を⾏うホスト型があります。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢アとなります。

 

 

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