今日は情報のH25第14問について解説します。
SNS などの発達によってソーシャルメディアは、個人間の私的な情報交換に利用されるだけでなく、ビジネスでも多様に利用されつつある。ソーシャルメディアを利用する上での要点や対処法に関する記述として最も適切なものはどれか。
ア 個人が開設したブログに社内で起こった出来事を書いたが、社外秘の情報が含まれていたので不適切だと分かった。翌日に削除すれば問題はない。
イ 自分の店舗に来た人の名前を、当人の了解を得ずソーシャルメディアに投稿して広告として利用しても、店舗は公共の場所なので問題はない。
ウ ソーシャルメディアに投稿したすべての内容は、一定期間保存された後、新規投稿内容で上書きされるので、何を投稿してもよい。
エ 自らがソーシャルメディアを使わなくても、ソーシャルメディアの炎上に巻き込まれることがある。
解説
ソーシャルメディアを利用する上での要点や対処法に関する問題です。
それでは早速、各選択肢を見ていきましょう。
選択肢ア:ソーシャルメディア(SNS)に書き込んだ情報は、短期間のうちに多くの人の目に触れる可能性があります。社外秘情報など不適切な情報を誤って公開してしまった場合には、直ちに削除する必要があります。また、他のサイトやSNSに転載されてしまった場合には、完全に削除することが難しい場合もあります。
よって、この選択肢は×です。
選択肢イ:個人情報保護法では、個人情報を取得する際に利用目的を明示して、明示した目的の範囲で利用することが求められます。したがって、当人の了解を得ずにソーシャルメディアに投稿して広告として利用することはできません。
よって、この選択肢は×です。
選択肢ウ:ソーシャルメディアに投稿した内容の保存期間は、メディアによって異なります。保存期間が定められていないメディアもありますので、何を投稿しても良いわけではありません。
よって、この選択肢は×です。
選択肢エ:自身がソーシャルメディアを利用していなくても、周囲の人の投稿がきっかけで炎上に巻き込まれる可能性はあります。
よって、この選択肢は〇です。
以上から、正解は選択肢エとなります。