【過去問解説(情報)】R2 第13問 クラウドコンピューティング(仮想化)

今日は情報のR2第13問について解説します。

R2 情報 第13問

 クラウドコンピューティングが一般化しつつあるが、このクラウドコンピューティングを支える技術の一つに仮想化がある。
仮想化に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 仮想化技術を使うことによって、物理的には1台のコンピュータ上に、何台ものコンピュータがあるかのように見える使い方をしたり、逆に、複数のコンピュータをあたかも1台のコンピュータのように利用したりすることが可能となる。
イ 仮想化の実装方法の一つであるハイパーバイザー型実装方法は、仮想化ソフトウェアをサーバに直接インストールする方式であるが、サーバのOSのインストールは必要である。
ウ クラウドサービスを管理するためにはクラウドコントローラが必要であるが、このクラウドコントローラは仮想マシンの管理に限定したソフトウェアである。
エ サーバの仮想化とは、サーバ上で複数のOSとソフトウェアを利用できるようにすることであるが、物理的なサーバは1 台に限られる。

解説

クラウドコンピューティングにおける仮想化技術に関する問題です。仮想化とは、ソフトウェアによって複数のハードウェアを統合することで、1台のサーバが複数のサーバのように振る舞うことができるようにする技術です。
それでは早速、各選択肢を見ていきましょう。

選択肢アの「物理的には1台のコンピュータ上に、何台ものコンピュータがあるかのように見える使い方」は、仮想化技術の説明です。また、「複数のコンピュータをあたかも1台のコンピュータのように利用する」のはクラスタリングと呼ばれる仮想化技術です。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢イの「サーバのOSのインストールが必要」なのは、「ホスト型」と呼ばれる仮想化ソフトウェアです。仮想化ソフトウェアには「ホスト型」と「ハイパーバイザー型」の2種類があり、ハイパーバイザー型はサーバへのOSインストールは必要ありません。

●ホスト型
ホスト型はOS上に土台となるソフトウェアをインストールし、そのソフトウェア上で仮想マシンを稼働させる方式です。ホスト型は、すでに利用しているサーバーにも追加でインストールできるので手軽に導入できますが、ハードウェアへアクセスするにはホストOSを経由しなければならないため、余計なオーバーヘッドがかかり十分な性能がでません。

●ハイパーバイザー型
ハイパーバイザー型は、サーバーへ直接インストールし仮想マシンを稼働させる方式です。ホストOSを必要としないためハードウェアを直接制御することができ、仮想マシンの速度低下を最小限に抑えることができます。

よって、この選択肢は×です。

選択肢ウの「クラウドコントローラ」とは、複数のクラウドサービスを一元的に管理・運用するためのソフトウエアです。プライベートクラウド、パブリッククラウドを問わず、仮想マシンの管理以外にも、オペレーティングシステムの選択、ユーザー認証などを一元的・統合的に行うことができます。(仮想マシンの管理のみに限定されません)
よって、この選択肢は×です。

選択肢エでは「物理的なサーバは1 台に限られる」とありますが、サーバーの台数を増やすことでシステム全体の性能を向上させること(スケールアウト)も可能です。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢アとなります。

 

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