【過去問解説(情報)】R4 第13問 システム開発

今日は、情報システム R4 第13問について解説します。

 情報システム R4 第13問

システム開発の方法論は多様である。システム開発に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア DevOps は、開発側と運用側とが密接に連携して、システムの導入や更新を柔軟かつ迅速に行う開発の方法論である。
イ XP は、開発の基幹手法としてペアプログラミングを用いる方法論であり、ウォーターフォール型開発を改善したものである。
ウ ウォーターフォール型開発は、全体的なモデルを作成した上で、ユーザにとって価値ある機能のまとまりを単位として、計画、設計、構築を繰り返す方法論である。
エ スクラムは、動いているシステムを壊さずに、ソフトウェアを高速に、着実に、自動的に機能を増幅させ、本番環境にリリース可能な状態にする方法論である。
オ フィーチャ駆動開発は、開発工程を上流工程から下流工程へと順次移行し、後戻りはシステムの完成後にのみ許される方法論である。

解説

システム開発に関する問題です。
システム開発については、まとめシートで以下の通り解説しています。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:その通りです。DevOpsは、Development(開発)とOperations(運⽤)を組み合わせた造語で、開発担当者と運⽤担当者が連携して協⼒し、より迅速かつ確実に価値を提供することを⽬指している⼿法です。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢イ:誤りです。XP(エクストリームプログラミング)はアジャイルソフトウェア開発の先駆けとなった⼿法です。設計よりもコーディングとテストを重視しており、常にフィードバックを⾏って修正・再設計していくことに重点を置いています。XPはプロジェクト規模が⽐較的⼩さく、顧客の要求仕様が不明確で、開発中に変更される可能性が⾼いプロジェクトに有⽤な⼿法です。ウォーターフォール型開発を改善したものではありません。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:誤りです。ウォーターフォールモデルは、滝が流れ落ちるように要件→設計→プログラミングと、前の⼯程に戻ることなく順番に進めていく開発⽅法です。ウォーターフォールモデルは後戻りをしないため、プロジェクト管理がしやすいというメリットがありますが、仕様変更があった場合には後戻りが⼤変なため柔軟性に⽋けるというデメリットがあります。選択肢の「計画、設計、構築を繰り返す」という点が誤りです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:誤りです。スクラムはラグビーのスクラムにちなんで名づけられ、設計とプログラミングを交互に⾏いながらソフトウェア開発を⾏うラウンドトリップエンジニアリングの⼿法を取り⼊れたものです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢オ:誤りです。FDD(フィーチャ駆動開発)とは、ユーザーの機能価値(=フィーチャー)を重視した開発⼿法で、⽐較的⼤規模なプロジェクトにも適⽤可能な開発⼿法です。選択肢の説明は、ウォーターフォールモデルに関するものです。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢アとなります。

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