【過去問解説(経営情報システム)】R5(再試) 第16問   EVM

今日は、経営情報システム R5(再試)第16問について解説します。

情報システム R5(再試)第16問
情報システムの構築プロジェクトを EVM(Earned Value Management)によって管理している。このプロジェクトでは、PV(出来高計画値)が 2,000 万円、AC(コスト実績値)が 1,500 万円、EV(出来高実績値)が 1,000 万円であった。このとき、コスト効率指数(CPI)とスケジュール効率指数(SPI)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア CPI は 0.50 であり、SPI は 0.67 である。
イ CPI は 0.67 であり、SPI は 0.50 である。
ウ CPI は 0.75 であり、SPI は 0.67 である。
エ CPI は 1.50 であり、SPI は 2.00 である。
オ CPI は 2.00 であり、SPI は 1.50 である。

解説

EVMに関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

・プロジェクトの進捗管理において、進捗度を定量的に測定するための⼿法としては、EVM(Earned Value Management)という⼿法があります。

EVMでは作業の進捗や達成度を⾦銭的な価値に置き換えて管理します。EVMによって、完成したときのコスト⾒積であるEAC(Estimate At Completion)は、次のように求めることができます。EVMはプロジェクトの規模の⼤⼩に関わりなく、進捗度管理や⾒積ができる点がメリットですが、初期の段階では精度が低いという点がデメリットです。

上記の計算式に当てはめると、解答を導くことができます。ただし試験時間を考慮し、迷ったり計算式を思い出せない場合は、問題を取り組むのを後回しにして最後に時間がある時に対処するのも解答時間を有効に使用する方法の1つです。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:誤りです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:その通りです。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢ウ:誤りです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:誤りです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢オ:誤りです。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢イとなります。

 

 

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