今日は、経済学・経済政策 R5(再試) 第10問(1)について解説します。
経済学・経済政策 R5 (再試)第10問(1)
下図は、総需要曲線 AD と総供給曲線 AS を描いている。この図に基づいて、下記の設問に答えよ。
(設問 1 )
AD 曲線の傾きに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 貨幣需要の利子弾力性が大きいほど、AD 曲線の傾きはより急になる。
b 貨幣需要の所得弾力性が小さいほど、AD 曲線の傾きはより緩やかになる。
c 投資の利子弾力性が大きいほど、AD 曲線の傾きはより急になる。
〔解答群〕
ア a:正 b:正 c:正
イ a:正 b:正 c:誤
ウ a:正 b:誤 c:正
エ a:正 b:誤 c:誤
オ a:誤 b:誤 c:誤
解説
AD-AS分析に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。
それでは選択肢をみていきましょう。
a:貨幣需要の利子弾力性が大きいほど、AD 曲線の傾きはより急になる。
→ ✅ 正しいです。
貨幣需要の利子弾力性が大きいほど、利子率の変化に対して貨幣需要が大きく反応します。
そのため、物価変化による利子率の調整が大きくなり、GDPの変化は小さくなるため、AD曲線は急になります。
よって、この選択肢は〇です。
→ ✅ 正しいです。
貨幣需要の利子弾力性が大きいほど、利子率の変化に対して貨幣需要が大きく反応します。
そのため、物価変化による利子率の調整が大きくなり、GDPの変化は小さくなるため、AD曲線は急になります。
よって、この選択肢は〇です。
b:貨幣需要の所得弾力性が小さいほど、AD 曲線の傾きはより緩やかになる。
→ ❌ 誤りです。
貨幣需要の所得弾力性が小さいほど、所得が変化しても貨幣需要はあまり変化しません。
そのため、GDPの変化に対して必要な物価の変化が小さくなり、AD曲線は急になります。
よって、この選択肢は×です。
→ ❌ 誤りです。
貨幣需要の所得弾力性が小さいほど、所得が変化しても貨幣需要はあまり変化しません。
そのため、GDPの変化に対して必要な物価の変化が小さくなり、AD曲線は急になります。
よって、この選択肢は×です。
c:投資の利子弾力性が大きいほど、AD 曲線の傾きはより急になる。
→ ❌ 誤りです。
投資の利子弾力性が大きいほど、利子率の低下に対して投資が大きく増えます。
そのため、物価が下落したときに総需要が大きく増え、AD曲線は緩やかになります。
よって、この選択肢は×です。
→ ❌ 誤りです。
投資の利子弾力性が大きいほど、利子率の低下に対して投資が大きく増えます。
そのため、物価が下落したときに総需要が大きく増え、AD曲線は緩やかになります。
よって、この選択肢は×です。
以上から、正しい組み合わせはa:正 b:誤 c:誤ですので
正解は選択肢エとなります。
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