【過去問解説(経済学)】H26 第23問 期待効用仮説

今回はH26年第23問の期待効用仮説の問題を解説します。

H26 経済学 第23問

下図は、2つの財(X財とY財)のみを消費する消費者の効用最大化行動を描いたものである。当初の予算制約線はABで与えられ、効用を最大にする消費量の組み合わせは、無差別曲線U1との接点すなわち座標(G,E)として与えられている。
このとき、X財の価格が下落し予算制約線がACへと変化すると,効用を最大にする消費量の組み合わせは無差別曲線U2との接点すなわち座標(I,D)へと変化する。なお、補助線(破線)は、予算制約線ACと同じ傾きを持ち、無差別曲線U1と接するものとする。
この図の説明として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]
ア 期待効用は「状況R」の方が大きく、この個人のリスクプレミアムは正の値となる。
イ 期待効用は「状況R」の方が大きく、この個人のリスクプレミアムは負の値となる。
ウ 期待効用は「状況R」の方が小さく、この個人のリスクプレミアムは正の値となる。
エ 「状況R」と「状況S」の期待効用は等しく、この個人のリスクプレミアムはゼロとなる。

状況R、状況Sの期待効用とリスクプレミアムについて考えてみます。
100%の確率で資産額Cを得られるときというのは、グラフの資産額Cの時の値を取ればいいので、効用水準は下図の赤い点で表されます。

それに対し、状況Rの場合の効用水準は、状況A、Bがそれぞれ50%の確率で発生するため、状況Aのときの効用水準と状況Bのときの効用水準のちょうど中間である下図の青い点で表されます。
そして、資産額Cと状況Rの効用水準に相当する資産額であるDの差がリスクプレミアムとなります。(下図のグレーの線分)

これを踏まえて選択肢を見ると、選択肢ウの「期待効用は「状況R」の方が小さく、この個人のリスクプレミアムは正の値となる。」が正解と判断できます

以上から正解は選択肢ウとなります。

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