【過去問解説(経済学)】R1 第18問 (1)余剰分析

今日は、経済学のR1 第18問(1)について解説します。

経済学 R1 第18問(1)

下図は、産業保護という観点から、輸入関税と生産補助金の効果を描いたものである。輸入関税をかける場合、この財の国内価格はPf からPdへと上昇する。また、生産補助金を交付する場合、この財の供給曲線はS0からS1へとシフトする。
この図に基づいて、下記の設問に答えよ。

(設問1 )
輸入関税をかけた場合、また、生産補助金を交付した場合の需要量と供給量に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 輸入関税をかけた場合の需要量はQ1である。
イ 輸入関税をかけた場合の供給量はQ2である。
ウ 生産補助金を交付した場合の需要量はQ3である。
エ 生産補助金を交付した場合の供給量はQ4である。

 

解説

余剰分析に関する問題です。
まとめシートで扱っているパターンの中から、関税をかけた場合の余剰分析についてご紹介します。

余剰分析は図形のパズルのような問題が出題されます。
余剰分析の主要なパターンについて学んだら、実際に⼿を動かして、問題を解きながら頻出のパターンを押さえていくようにしましょう。

それでは選択肢をみていきましょう。

①関税をかけた場合
政府が関税をかけると、財の価格はPf(=自由貿易のとき)からPd(=関税がかかったとき)に上昇します。
その場合、消費者の需要量はQ1(交点Fの需要量)からQ3(交点Hの需要量)に減少します。
また、生産者の供給量はQ2(交点Gの供給量)からQ4(交点Kの供給量)へ増加します。

②生産補助金を交付した場合
財自体の価格(=消費者が支払う価格)Pfは変動しないため、国内需要量はPfと需要Dの交点Q1となり、変化はありません。
一方、生産者の販売価格は補助金によりPfからPdに上昇しているため、国内供給量はPdとS0の交点であるQ4へ増加します。

選択肢ア:誤りです。①の解説より、輸入関税をかけた場合の需要量はQ3です。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:誤りです。①の解説より、輸入関税をかけた場合の供給量はQ4です。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:誤りです。②の解説より、生産補助金を交付した場合の需要量はQ1です。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:その通りです。②の解説より、生産補助金を交付した場合の供給量はQ4です。
よって、この選択肢は〇です。

以上から、正解は選択肢エとなります。

 

 

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