【過去問解説(経済学)】R1 第7問 為替

今日は経済学のR1第7問について解説します。

 

R1 経済学 第7問
為替レートの決定に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a 金利平価説によると、日本の利子率の上昇は円高の要因になる。
b 金利平価説によると、日本の利子率の上昇は円安の要因になる。
c 購買力平価説によると、日本の物価の上昇は円高の要因になる。
d 購買力平価説によると、日本の物価の上昇は円安の要因になる。
〔解答群〕
ア aとc
イ aとd
ウ bとc
エ bとd

 

為替に関する問題です。
金利平価説と購買力平価説について問われています。

購買力平価説とは、まとめシートでも解説しましたが、物価水準が為替の需給に影響するという考え方です。
例えば、同じビッグマックが、日本では200円、米国では2ドルで売られていたとします。
この場合、1ドルは100円分の価値を持っているということですので、為替レートは100円/ドルということになります。
ビックマックの価格が米国は2ドルのままで、日本では物価が1.5倍になり300円になった場合、ビックマック換算の為替レートは150円/ドルとなります。
以上のように、購買力平価説の考え方では、日本の物価が上がると為替は円安になります。
よって、選択肢はイとエに絞られます。

次に金利平価説とは、金利が為替の需給に影響するという考え方です。
もし、金利平価説を知らなくても、購買力平価説を知っていれば、そこから意味が類推できるかと思います。
ここで、日本が利子率を上げた場合について考えてみます。
もし他の国の利子率が変わらず、日本の利子率のみが上がったら、他の国の人たちは、他国で安く資金を調達し日本で高い利回りで運用しようとします。
すると、多くの人が円を買おうとしますので円高になります。
以上のように、金利平価説の考え方では、日本の利子率が上がると為替は円高になります。

以上から正解は選択肢イとなります。

 

 

 

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