【過去問解説(経済学)】R3 第11問 雇用・失業

今日は、経済学 R3 第11問について解説します。

 経済学 R3 第11問

雇用・失業の用語に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア アルバイトで生計を維持する大学生は、労働力人口に含まれる。
イ 非労働力人口は、専業主婦(夫)を含まない。
ウ 有効求人倍率が 1 を超えるとき、完全失業率はゼロである。
エ 有効求人倍率は、新規求人数を月間有効求職者数で除した値である。
オ 労働力人口は、未成年を含まない。

解説

雇用・失業に関する問題です。
まとめシートで以下の通り解説しています。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:その通りです。労働⼒⼈⼝とは、15歳以上の働く意欲のある⼈の数のことで、就業者と完全失業者の和で表せます。そのため、アルバイトで生計を維持する大学生は、労働力人口に含まれます。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢イ:誤りです。非労働力人口とは、15歳以上人口のうち、就業しておらず、かつ就業の意思のない者の合計です。そのため、専業主婦(夫)、就業の意思のない学生(専門学校・専修学校も含む)、定年退職をした高齢者などがここに含まれます。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:誤りです。有効求人倍率は、求職者一人あたりにどのくらい仕事があるかの指標で、有効求人数÷有効求職者数で表すことが出来ます。
一方、完全失業率とは、労働⼒⼈⼝のうち、15歳以上の働く意欲のある⼈のうち、仕事を探しても仕事に就けない完全
失業者が占める割合を表す指標です。そのため、有効求人倍率が1を超えても、仕事に就けない人が存在する限り完全失業率はゼロにはならないといえます。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:誤りです。選択肢ウで解説の通り、有効求人倍率は、求職者一人あたりにどのくらい仕事があるかの指標で、有効求人数÷有効求職者数で表すことが出来ます。
よって、この選択肢は×です。

選択肢オ:誤りです。選択肢アで解説の通り、労働⼒⼈⼝とは、15歳以上の働く意欲のある人数の合計です。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢アとなります。

 

 

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