【過去問解説(経済学)】R3 第15問 無差別曲線

今日は、経済学 R3 第15問について解説します。

 経済学 R3 第15問

下図のような形状をした無差別曲線に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。

a X 財がおにぎり、Y 財がサンドイッチのように、不完全であるが代替可能性のある 2 財の関係を示している。
b X 財がお弁当、Y 財が容器ゴミのように、通常の財と負の財の関係を示している。
c この無差別曲線上における X 財と Y 財の組み合わせでは、得られる効用は一定である。
d この無差別曲線上を右に行くほど、X 財を 1 単位増やすために減らさなければならない Y 財の量は増加する。

〔解答群〕
ア aとc
イ aとcとd
ウ bとc
エ bとcとd
オ bとd

解説

無差別曲線に関する問題です。
まとめシートで以下の通り解説しています。

それでは選択肢をみていきましょう。

:誤りです。X 財がおにぎり、Y 財がサンドイッチのように別々に消費した⽅が満⾜度が⾼く、同時に消費すると満⾜度が下がるような財の組み合わせの場合、原点に凹の形をしている無差別曲線で表すことができます。
よって、この選択肢は×です。

:その通りです。X 財がお弁当、Y 財が容器ゴミのように、⼀⽅は増えると効⽤が⾼まる通常の財で、もう⼀⽅は増えるほど効⽤が下がってしまう財の組み合わせの場合、右上がりの形の無差別曲線で表すことが出来ます。
よって、この選択肢は〇です。

:その通りです。同じ無差別曲線上にある点では、どれも得られる効⽤は同じです。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢エ:誤りです。本問のように右上がりの曲線の場合、同じ無差別曲線上では、右上行くほど、X財が1単位増えたとき、Y財は減らすのではなく増やす必要があります。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正しい組み合わせはbとcですので
正解は選択肢ウとなります。

 

 

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