【過去問解説(経済学)】R4 第9問 金利平価説

今日は、経済学のR4 第9問について解説します。

 経済学 R4 第9問

金利平価説による為替レートの決定に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。

a 将来の為替レートが円高に進むと予想するとき、現在の為替レートも円高に変化する。
b 将来の為替レートが円安に進むと予想するとき、現在の為替レートは円高に変化する。
c 日本の利子率が低下すると、円の価値は低下し、為替レートは円安に変化する。
d 日本の利子率が低下すると、円の価値は上昇し、為替レートは円高に変化する。

〔解答群〕
ア aとc
イ aとd
ウ bとc
エ bとd

解説

金利平価説に関する問題です。
為替レートの決定⽅法については、まとめシートで以下の通り解説しています。

⾦利平価説とは、現在の為替レートに対し将来の為替レートがどう動くかを考えるという方法です。⾦利平価説は、どの通貨で資産を持っても同じ収益率になるように為替レートが決まるという考え⽅です。

それでは選択肢をみていきましょう。

:その通りです。⾦利平価説の問題では、テクニックとして現在の為替レートと将来の為替レートの動きは同じと考えてよいので、将来の為替レートが円高に進む=現在の為替レートも円高に変化します。
よって、この選択肢は〇です。

:誤りです。aの解説の通りですので、将来の為替レートが円安に進むと予想するとき、現在の為替レートは「円安」に変化する。
よって、この選択肢は×です。

:その通りです。日本の利子率が低下し円の価値が低下すると、為替レートは円安に変化します。
よって、この選択肢は〇です。

:誤りです。cの解説の通り、日本の利子率が低下すると円の価値も低下します。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正しい組み合わせはaとcですので
正解は選択肢アとなります。

 

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