今回は、財務・会計から、平成25年の第22問について解説します。
H25 財務・会計 第22問
輸入業を営む A社は、3か月後にドル建てで商品の仕入代金を支払う予定である。A社が為替リスクをヘッジするときの取引として、最も適切なものはどれか。
ア ドル売りの為替予約を行う。
イ ドル買いの為替予約を行う。
ウ ドル建ての借入を行い、為替の直物レートで円を買う。
エ ドルの3か月物コール・オプションを売る。
解説
この問題では為替リスクのヘッジ方法について問われています。
A社は輸入業を営み、3か月後に商品代金を支払うためにドルが必要になります。
その際の為替リスクをヘッジしたいということです。
選択肢を見ると、為替予約やコールオプションという言葉があります。
為替予約は為替リスクのヘッジ方法として有効なもので、この場合、後でドルが必要となるので、ドル買いの為替予約が有効となります。
以上から、正解は選択肢イとなります。
ちなみに、コール・オプションをリスクヘッジに使う場合は、オプションの売りではなく買いになります。
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