【過去問解説(財務・会計)】H28第7問 売上高差異分析

今回は、財務・会計から、平成28年の第7問の利益差異分析の問題について解説します。

 

H28 財務・会計 第7問

当月の直接材料に関するデータは以下のとおりであった。このとき価格差異とし
て最も適切なものはどれか。

 

 

ア 8,000 円の有利差異
イ 8,200 円の有利差異
ウ 9,800 円の不利差異
エ 10,000 円の不利差異

 

それでは早速問題を解いていきましょう。

利益差異分析の問題は図を描いて解きます。

費用差異分析の図は下記の通りでした。

費用差異分析の際は、この図に計画、実際それぞれの数値を記入し、価格差異、数量差異それぞれの部分の面積を求めます。

今回は価格差異について問われているので、上の薄いグレーの「価格差異」の部分を求めます。

 

それぞれに数値を記入して価格差異を求めた図は下記の通りとなります。

 

以上から 8,200 円の有利差異となり、正解は選択肢イとなります。

 

 

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2件のフィードバック

  1. いつもお世話になっております。
    一点ご教示ください。

    計画が500に対して実績が490と小さくなっている=販売価格が計画より小さいため不利差異かと思っておりましたが、回答は有利差異となっております。
    こちらについて、ご回答いただけないでしょうか?

    1. YKさん
      まとめシートブログを読んでいただき有難うございます。
      価格差異については、直接材料のデータ=使用する材料のコスト、と考えるため、計画500円で予定していた材料が実際490円で購入(使用)できた、となれば生産者側としては1単位あたり10円得していますので、有利差異となります。
      宜しくお願い致します。

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