【過去問解説(財務・会計)】R1 第17問 ポートフォリオ理論

今日は財務会計のR1第17問のポートフォリオ理論の問題について解説します。

 

R1 財務・会計 第17問
次の文章は、X、Yの2資産から構成されるポートフォリオのリターンとリスクの変化について、説明したものである。空欄A~Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
以下の図は、X、Yの2資産から構成されるポートフォリオについて、投資比率をさまざまに変化させた場合のポートフォリオのリターンとリスクが描く軌跡を、2資産間の[ A ]が異なる4つの値について求めたものである。
X、Yの[ A ]が[ B ]のとき、ポートフォリオのリターンとリスクの
軌跡は①に示されるように直線となる。[ A ]が[ C ]なるにつれて、
②、③のようにポートフォリオのリスクをより小さくすることが可能となる。
[ A ]が[ D ]のとき、ポートフォリオのリスクをゼロにすることが可能
となり、④のような軌跡を描く。


〔解答群〕
ア A:相関係数  B:- 1   C:大きく  D:ゼロ
イ A:相関係数  B:+ 1   C:小さく  D:- 1
ウ A:ベータ値  B:ゼロ  C:大きく  D:+ 1
エ A:ベータ値  B:+ 1   C:小さく  D:- 1

解説

今回はポートフォリオ理論に関する問題です。

ポートフォリオ理論では、X、Yの2資産から構成されるポートフォリオは相関係数ρの値によって、下図のように変化します。

 

これを踏まえて各空欄を見ていきましょう。

 

まず、空欄Aについて見てみましょう。
前述の通り、問題の図は、相関係数ρが変化したときのリスクとリターンの関係の図ですので、空欄Aには「相関係数」が入ります。

また、上記のまとめシートの図からわかるように①のときρは1で、ρが小さくなるにつれて②、③となっていき、④のときρは-1となります。

そのため、空欄Bには「+1」が、空欄Cには「小さく」が、空欄Dには「-1」が入ります。

以上から、正解は選択肢イとなります。

 

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